2014年2月22日土曜日

『かぐや姫の物語』ロマンアルバムエクストラ 発行

スタジオジブリが10年越しで制作した高畑勲監督の理念の集大成と言うべきアニメ映画『かぐや姫の物語』。その定本ともいうべき、ロマンアルバムが発行され、私の手元にも届きました。
この作品は制作期間だけでなく、カット数、スタッフ数の数が多く、編集も困難を極めたようです。

私はこのなかで、背景美術を担当した男鹿和雄美術監督と美術スタッフの取材、執筆を担当させていただきました。
男鹿監督は人間的に大変魅力のある方で、その人柄はスタッフから絶賛されていました。
絵にもそれは現れていることでしょう。
ご関心のある方は、ぜひ書店でお手にとりください。

関連リンク
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/gnews/20140218-OYT8T00701.htm

2014年2月13日木曜日

追悼 齋藤安弘氏の死を悼んで

去る2月5日に、元ドルスバラード専務の齋藤安弘氏が逝去されたという報せがありました。齋藤氏はドルスバラード創立時からの役員で、1970年代から日本の創作人形の市場の最前線で活躍、現在のドルスバラードになってからはしばらく顧問を務めた後に引退、悠々自適の日々を過ごされていました。今回突然の訃報に接し、多くの人形作家の方々が驚き、悲しんでいます。

『ドール・フォーラム・ジャパン』では 、齋藤氏に「ドルスバラード物語」を連載執筆して頂きました。
 1976年に、「日本に世界の民族人形を紹介する店を持とう」と、エジプトのカイロからイタリア、オーストリア、スイス、フランス、スペインと人形を求めて旅をした話から始まります。そしてヨーロッパのビスクドールブームが広がると同時に、創作人形の紹介に力を入れてきました。よねやまりゅう、岩切克樹・映幹子、三輪輝子各氏を筆頭に、どれだけ多くの方が「齋藤専務」のお世話になったことでしょう。一年中全国の催事場を回り、創作人形市場を築いた立役者でした。相談役に退かれてからも、作家の人たちからはいつまでも「齋藤さん」「齋藤専務」と親しまれていました。
余生をゆっくり楽しんでいることを楽しそうに綴られた今年の年賀状が届いたばかりだけに、言葉を失うばかりです。
心より、 氏のご冥福をお祈り申し上げます。

 「ドルスバラード物語」
『ドール・フォーラム・ジャパン』2004年41号〜から2007年終刊号まで連載
各号のタイトル、入手方法は下記まで
http://nonc.jp/gallery_nonc_platz/backnumber/




2014年2月8日土曜日

AVANT☆GALZ展

羽関オフィスとチーム・コヤーラでは、3月にAVANT☆GALZ展を企画しています。
グラフィック社とスチームパンク当方研究所の協力もあって、今までになかったようなかっこいい展覧会にしたいと思ってます。
詳細はこれから発表していきます。お楽しみに!