2009年12月24日木曜日

さらにウェブ1件

年末年始もない勢いで、レンピッカ展の図録編集を追い込んでおりますが、先月から制作していたウェブをただいま、開通いたしました。

京都在住の河野滋子さんのウェブサイトです。
http://kono-shigeko.com/

ご覧になった方は、長岡さん、大谷さん含め、ご覧になった方のご感想など頂ければ幸いです。

2009年12月19日土曜日

再掲ー澤原宏和さんの遺作展

DFJの古い読者の方はご記憶にあるかもしれません。体中のいかなる部分も関節のパーツにして、動きが自在な人形作りを独自に探求し、DFJ誌上展にいつも作品を応募されていた方がいらっしゃいました。神戸に在住の澤原宏和氏ですが、このたび逝去されたとのお知らせを奥様から頂きました。66歳だったそうです。
指の先々まで細かなパーツに分けた徹底ぶりに、1998年に目白で開催した「DFJ人形展」で作品を審査した四谷シモン氏が驚いてらしたのをよく覚えています。今思えば、技術志向のフィギュアブームの先取りともいえるようなことをされていたようにも思えます。
澤原氏はこのとき「演出写真部門賞」を受賞されました。(写真は24号での応募作で、DFJ人形展の作品ではありません。)
故人を偲び、遺作展が、神戸市垂水区城が山のご自宅で12月19日から23日まで行われるそうです。毎日午前11時から午後4時までです。
ご関心のある方は、当方までメール(右欄プロフィール掲載)かお電話(tel 042-395-7547)を頂ければご住所・お電話番号をお知らせします。
澤原氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

コヤーラ・クラブ

なんどもここでご紹介させて頂いている「チーム・コヤーラ」ですが、DFJを発行していたときのDM同封サービスを継続することになりました。
年に4回、ニュースレターと展覧会のDMを「コヤーラ・クラブ」にご入会頂いた方に発送いたします。
ニュースレターはコストの面から簡単な印刷物となると思いますが、コヤーラ・クラブの活動や、会員の方の作品講評など掲載していく予定です。

この会は、次世代のクリエイターの方々に中心になって頂いて、私がDFJで培ったネットワークやノウハウを生かして、作家が主体的に活動したりサポートし合うグループ活動を目指しています。海外にもこのネットワークを展開したいと思っています。既にロシアのポポヴァ姉妹が賛同の意を表しています。
DFJと違い、私はこのチームから事務局としての業務委託を受けながら、世話役のような形で一緒に活動をしていきます。

旧DFJ購読会員(50号発行時有効だった方)には、コヤーラ・クラブの発足を先にお知らせをさせていただきました。
まだ体制がすべて整っていないので、暫定的なシステムでお申し込みを受け付けております。連日、何人もの方から丁寧なお手紙や、喜びの声とともに、お申し込みを頂いております。ありがたいことだと思います。
私からもお一人ずつご挨拶させて頂きたいところですが、言い訳ですがレンピッカ展図録編集の追い込みに入っており、ここでご挨拶にかえさせて頂きたいと思います。
入会受付のシステムが整い次第、多くの方に呼びかけていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
年内にチーム・コヤーラのウェブサイトやこのブログで告知ができるように準備する予定ですので、これからもよろしくお願い申し上げます。

2009年12月17日木曜日

ウェブ2件

来月3月から開催のレンピッカ展の作業も大詰めに向かいつつあります。
私は図録のチームで仕事をさせて頂いておりますが、今まで絵画の展覧会に携わったことがないので、様々な意味で勉強になります。

ところでそちらも走りながら、縁のある方のウェブサイト制作のお手伝いをさせていただきました。開通したばかりですので、ぜひご覧ください。

島根の長岡哲生さんのウェブサイト

富山の大谷博子さんのウェブサイト

2009年12月14日月曜日

NYで 2



これもメトロポリタンで見ました。
以前、藪内佐斗司さんの作品集で女性のヌードの胴体の表層部を鎧に見立てた作品があって、それをみたとき面白いなあと思いました。これを見てそれを思い出したのですが、これはブロンズでできたギリシャの紀元前3世紀の鎧です。2300年も前にこの造形、デザイン、発想力があって、その時を隔てて目の前にこれがあるなんて、と、改めてメトロポリタン、すごい!面白い!と感じ入っておりました。

2009年12月6日日曜日

NYで 1

先ほど、先月に取材させて頂いた石岡瑛子さんのインタビュー記事を書き上げたところです。
帰国直後、新型インフル、コヤーラ・フェスと続いて執筆の予定がずれ込んでしまいました。
NYでみたこと、感じたこと、記事に収録できなかった石岡さんの興味深いお話も書きたかったのですが、こんなタイミングになってしまいました。
思いつくまま、お知らせなどの合間に書いてみたいと思います。

石岡さんのお部屋からはセントラル・パークが一望できます。「MOMAやメトロポリタンは私のアーカイブ、下駄履きで行けちゃう」とフランクにおっしゃってましたが、まさにそんな距離関係でした。取材のあとは出発までの時間をできる限り使って美術館を巡りました。
メトロポリタンは何度目かですが、面白すぎる! 半端な美術知識がついた身としては、どうしてこんなにすごくて面白いものがこんなに同じ場所にたくさんあるの、と言いたくなるコレクション。石岡さんのお好きなプリミティブ・アートの展示は面白かったです。年代を見ると、東南アジアなどから近年収蔵したようなものもありますが、素朴なおもしろさが失われていない。
DFJの「人形の風景」の千葉惣次さんが、今の日本の郷土人形が面白くなくなった理由に、ライフスタイルや進行、食べ物などが変わったことをあげてらっしゃいましたが、これらの作品を見ると、きっとそういうものが保たれているからこういうオブジェが生まれてくるんだなと思いました。アーティストなんかいらないじゃない、と思ったほどです。





上「パワー・フィギュア」コンゴ、19C後半 メトロポリタン美術館
下「蛇の頭飾り」19C-20C ギニア・バガ族 同美術館

2009年12月2日水曜日

コヤーラ・フェス終了

ご報告が遅れましたが、29日日曜日に「コヤーラ・フェス」は盛況のうちに終了いたしました。
ささやかなイベントでしたが、新しい体勢でひとつことを起こすのはなかなか大変なこと。スタッフや出品者の皆様のご協力で収支のあう形で展示を終了できたことを、チーム・コヤーラ一同深く感謝申し上げます。
この小さな集まりが、何かのエネルギーの塊となって確かな歩みを進めることができるように、私も力を向けていきたいと思っています。
コヤーラ・クラブの募集も、まだ一部の方にしか情報が届いておりませんが、それでも続々と入会希望者のお申し込みがあります。ありがたいことだと思います。
スタッフの反省会の後に、コヤーラのウェブサイトでも告知を行っていきますので、よろしくお願いいたします。