2012年1月24日火曜日

アンナ・オルロフスカヤ(ロシア)

ロシアの人形展で見かけるガラスケースのなかの小さな作品が、いつも気になっていました。
手のひらにのるような大きさの、白っぽい不思議な動物が、何やら事情のありそうな表情で彼らの日常を見せてます。ムーミンに出てくるヘムレンさんのようであり、それよりもひと癖もふた癖もありそうな。素材はビスクだと聞いて、ちょっと驚きました。ビスクの硬質さが思いつかなかったからです。不思議な存在感のある作品を創り出しているのは、アンナ・オルロフスカヤ。ご主人のボリス・ポポヴも造形作家で、彼も金属部分などで制作に参加しているそうです。東京へはご主人が来日し、アンナの作品をご紹介してくださる予定です。

Anna ORLOVSKAYA