2012年11月18日日曜日

モスクワでの大島さん

息をのむ、というのはこのような光景だったのでしょう。大島和代さんの展示を食い入るように鑑賞する人の絶えなかったモスクワのArt of the Dollsからの写真です。
お住まいのパリから出品した大島和代さんは、国外に出かけての出品はとても久しぶりとのこと。会場の人達の質問に丁寧に説明をされていました。
布の表面なので、「このなかは粘土でしょう?」という人もいますが、材料は綿と布のみ。糸と針で縫いながら、実物のクルミ大の大きさのボディにあわせ、一点一点異なる赤ちゃんの表情を縫って作っていくのです。
今は、赤ちゃんの初めての乳歯を一生保管するための「乳歯BOX」というボックススタイルのものを作られていますが、平和祈願の思いを込めた1000点のくるみベビーの展示用の作品も作られています。
大島さんの作品に、フランスのHEY!という雑誌が着目、来年3月発行号で紹介されるそうです。




ひととき、モスクワの中心を歩きました。グム百貨店で行われていた古い玩具の展覧会で、戦前のマトリョーシカを見ることができました。