今日は、「ドール・フォーラム・ジャパン」で「人形の風景」の連載にご登場いただいた芝原人形の千葉惣次さんと真理子さんご夫妻を訪ねて、お宅の工房で今日まで開催されていた人形展に行ってきました。
工房は千葉県の中心の山間部、長南町にあります。雛人形の時期にあわせて、今日が最終日。
ご自宅横にある会場の工房は、古民家の材料を使って千葉さんが再構築したもの。土壁をご自分ですべて塗られたそうです。ストープの薪を燃やして室内をいぶすのは、虫除けのためで毎日の作業です。裸電球の暖かい色合いのなかで、古い道具に囲まれた芝原人形はなんとも素朴な愛らしいものでした。私も赤字生活脱出!を祈願し、縁起をかついで大黒様の人形を買ってきました。
千葉さんの人形や日本人の生活文化に関するお話はいつも興味深いものでした。そのエッセンスは「ドール・フォーラム・ジャパン」44号のご夫妻の特集号「畏れと祈り」に詰まっています。大変好評の号で、残部もあまりなかったと思います。ご関心のある方は、右サイドバーの「アラビク」さんにお問い合わせください。