2009年2月28日土曜日

アーリーン・フィッシュ・ナヴァロ

アメリカのアーリーン・フィッシュ・ナヴァロの作品を「世界創作人形展」のフォトアルバムにアップしました。
アーリーンとはニアダで会いました。たいへん情熱的で、感激したときの表現がアニメのキャラクタ−みたいなオーバーアクションで楽しい人です。ご主人のラリー氏がアニメーターであることから、二人して大の日本ファン。アニメもよくチェックしていて、ご主人は日本語の勉強もしています。
アーリーンの作風はアメリカの創作人形らしい造形と表現です。

それから、協賛団体の項目に、ロシアの国際作家協会International Association of Doll Artistsを追加しました。

2009年2月27日金曜日

DOLLS 大島さんの記事

以前こちらで触れました、大島和代さんについて私が執筆しました記事が掲載されているDOLLS(アメリカの人形雑誌)が刊行されました。
タイトルのリンクから、デジタル誌面をご覧になれます。
大島さんの今までの取り組みや、現在の制作や平和に対する思いなどを取材し、書かせていただきました。いずれ、日本語でも誌面の内容がご紹介できるようにしたいと思っております。

また、私が取材協力しましたJAL機内誌「SKYWARD」3月号も刊行されました。英語版のページで人形特集をしています。この記事のなかで、四谷シモン氏や紅樹時雨氏の作品も紹介されています。ライターの女性は、私が日本の人形文化の概要を説明したとき、書くべきことが多岐にわたって大変そう!と驚いていましたが、その後よくリサーチをされ、通り一遍でない現代日本の人形文化の紹介記事としてうまくまとめられたと思います。機内でしか読めない雑誌ですが、インターネットで取り寄せができるようですので、ご関心のある方はこちらへ。
http://www.jal.co.jp/inflight/skyward/

2009年2月16日月曜日

水澄美恵子さんの「木造校舎の子どもたち」

羽関オフィスでは、水澄美恵子さんの小学生の人形作品のシリーズを、「木造校舎の子どもたち」として、プロモーションのお手伝いをしています。
このシリーズは近年、水澄さんが制作に力を注いでおられるものです。その生き生きした表情の人形を、多くの方に見るチャンスをご提供できるようにしたいと思っています。
このたび、専用ウェブサイトを立ち上げましたので、ぜひご覧下さい。


2009年2月15日日曜日

コピーバンド

昨晩はいつも行くライブハウスでビートルズのコピーバンドが出演しました。私はマニアでないので詳しくは評せませんが、オリジナルに忠実で演奏も完璧でした。ビートルズの曲はたくさんありますから、特にファンでなくてもなじみの曲や好きな曲はあると思います。誰もが何らかの形で楽しめるライブでした。
それを聴きながら思ったのが、生き人形のことでした。人の形をつくる人形作家にとって、本物の人間はいわば、オリジナル。どれだけそれを忠実に再現できるかという、明確な技術的到達目標が与えられるのだと思います。多くの人にとって、ひとがたのデフォルメから入り、人形制作を進めるうちに、技術の向上を目指してリアルな描写を競い合うという傾向が数年前に見られました。折しも生き人形の展示が相次ぎ、松本喜三郎ら職人の仕事への再評価が高まった頃でもあります。偶然ですがその頃、欧米でもドイツのグンツェルをはじめ、人形作家の表現はリアルさを増していました。
では、その技術への希求が行き着いたその先は? 
そこに留まり職人の精神性を追求する人もいれば、様式化に再び向かう人もいる。国内外とわず方向性を見失っている人も見受けられます。
ブームから時間がたった人形の動向をさまざまな視点でみると、現代という時代が浮き上がって見えてくるような気がします。

2009年2月14日土曜日

展覧会2件

昨日は、ここでもご紹介した「ホピ・カチーナ人形展」と荒木野馬さんの久しぶりの個展をみてきました。
それをデザインと言っていいんでしょうか、カチーナ人形において多神教のキャラクターをこう表現したアメリカ先住民の精神世界にとても引かれます。かって、サンタフェで「サンタ・フェ・ドールアート」という人形展が開催されていて、私も5年ほど毎年通ったことがあります。この地域もアメリカ先住民の文化があります。ニューメキシコ州のその地域は、ニューエイジでも知られていて、UFOがよく現れるといわれてました。ナスカの地上絵といい、異星人の文化の影響があったという説にはなんとなく同感します。カチーナ人形展は15日までです。
その会場から100メートルも離れていないような場所で、荒木野馬さんも個展を開催しています。体調を崩されてブランクがあったそうですが、新作の人形は力強い印象がありました。また大きな動物の関節人形は荒木さんらしいボリュームと豪華さがあります。こちらは21日まで。

2009年2月10日火曜日

ロシアの団体さん

ここのところ、私にとって新しい試みがいくつか浮上してきて忙しくしておりました。
その間にも、世界創作人形展開催準備も続けております。
来日する方々にとっては渡航準備がありますが、今回、ロシアの人たちが総勢で20人を越えるグループになることがわかり、嬉しいようなびっくりの状態です。
この展示に対する期待の大きさを感じます。
ただ、ロシアの人たちはビザの申請をしないと入国できません。
私もロシアに行くときは、面倒な手続きが必要でしたが、彼らが日本に入国するときはさらに面倒な印象です。
ロシアからは、ワクタノフギャラリーやロシアを拠点とする「世界人形作家協会」も出品することになりました。
海外作家との交流の機会には、日本の作家の方や有志の方のご協力なしにはできないと思います。また企画の具体案が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。

2009年2月4日水曜日

「人形がたり 〜たまさか人形堂より〜」

先日もここでご案内したことですが、DFJのBNを扱っている大阪の書肆アラビクさんの人形展が2月5日からはじまります。山本じんさん、山吉由利子さん、井桁裕子さんなど出品されます。
津原泰水氏の小説『たまさか人形堂物語』の発刊を記念した展示で、著者の公開インタビューも同店で開催されるそうです。小説は、店主の森内氏によれば「可愛らしい装丁とは裏腹に、人間へのシビアな視点が描かれた物語です。」だそうです。
詳細は右のサイドバーのリンクからご覧になれます。
アラビクさんのある中崎地区は、大阪で下町を若い世代が再構築している新しい人気スポットになっているそうです。お近くを訪れる方は、ぜひこの機会にお立ち寄りになってみてください。

2009年2月2日月曜日

過去の自分に出会う

ここのところ、急な仕事をふくめいくつかの仕事が同時進行することになりました。今までのちょっとのんびりした状態では間に合わなくなってきましたので、仕事場所を片付けはじめました。
処分するかしないか、過去の書類の山と格闘してますが、過去の自分の仕事量に今の自分が恐れ入ってます。よくやったねえ、といいつつ、過去の自分ができなくて今の自分ができる仕事を始めるために、捨てられなかったものにどんどんサヨナラすることにしました。
ドール・フォーラム•ジャパンを作っているときのあれこれのメモ書きまでが愛おしく思えますが、それもばっさり。
一人では心身ともに重労働なので、かって取材を手伝ってくれた長男をかりだし手伝ってもらってます。やっと床が見えてきた、、、。