2010年5月12日水曜日

チェコ舞台衣装デッサン展

今日は早稲田演劇博物館に、チェコ舞台衣装デッサン展を見てきました。
サロン・ド・シモンのときに、ポポヴァ姉妹の通訳で助けてくださった上田洋子さんは、この演劇博物館で助手をされています。この展示も上田さんの企画だというので、楽しみに見て来ました。
早稲田演劇博物館は、一度は行きたいと思いつつ、今までチャンスがなかったのでいい機会でした。その古い洋館も素敵で、古い木枠のドアを開けたときの空気と匂い、一気に何十年もタイムスリップするかのような重厚さでした。上田さんの企画のチェコ舞台衣装デッサン展では、「ロボット」という名称を生み出したヨゼフ・チャペックの原画を見ることもできました。レンピッカの仕事をした記憶が新しいので、1920年代におけるアールデコの関連でも興味深く鑑賞しました。
同展は5月20日まで。
http://www.waseda.jp/enpaku/introduction/index.html

帰りは高田馬場駅への道なりで、早稲田松竹で上映中のカルト・ムービーの二本立、チェコの「ひなげし」と、ロシアの「不思議惑星ギンザザ」を鑑賞。
「ひなげし」は、「時計仕掛けのオレンジ」の女の子版のような印象を受けました。悪女的な女の子が勢いよく物を食べるシーンが印象的で、シュヴァンクマイエルも「食べる」シーンをしつこく描写するのは何故かいな〜と、見ていてお腹一杯な感じになりました。その次の「ギンザザ」ではナンセンスギャグとジャンクアートのてんこ盛り、好きなセンスだけれどこれにもお腹一杯で、笑うにも力が出てこない、という体力勝負の二本でした。
く〜っ!