Gail Enid Zimmer visited Jusaburo Museum
「ドール・フォーラム・ジャパン」をご購読の方はご存知の「ゲイルからの手紙」の筆者、ゲイル・ジマーが来日しています。私は彼女とは10年近く会っていませんでした。
韓国で開かれる国際工芸展を見る前に、5日間の予定で日本に立ち寄りました。そして来日の第一目的であった辻村寿三郎氏に会うために、ジュサブロー館を訪れました。ゲイルは1970年代に辻村氏がニューヨークで人形展を行ったとき、人形雑誌のためにインタビュー取材を行っています。もう30年以上の時を経ての再会となりました。辻村氏やミュージアムのスタッフにもあたたかい歓迎を受け、彼女にとって日本での良い思い出となったと思います。
ゲイルはそれから江戸東京博物館を見学しました。
秋葉原も通過したのですが、今の日本のトレンディな人形を見ることには興味を示しませんでした。そのかわりと言っては失礼ですが、江戸東京博物館の常設展は、きちんと見ると見応えのあるものでした。ジオラマの人形も、ひとつひとつがとてもよくできているので大変感心しました。名もない人形師の仕事を見た思いです。ご関心のある方は、時間をとってそれだけでも見に行かれるとおもしろいですよ。