そろそろ、コヤーラ通信が届き始めている頃でしょうか。
なかに、「世界創作人形展」の第一報を入れさせていただきました。
新しい参加作家からは面白い写真が届き始めているので、参考写真としてご紹介させて頂きました。
今、「世界創作人形展」のウェブサイトのリニューアル中です。しかし思うように仕事がはかどりません。「今作っていて、新作の写真を送るから!」という作家たちの写真を待って、原稿が一度に揃わないのです。
それで今は、できるところからやっており、今日はロシアの初出品の作家のデータを整えていました。写真を見ながら、工芸作品としての完成度の高さに感服しています。発想と造形、そして、飾るものとしての技術の確かさを感じます。そして、真面目なばかりでなくユーモアやウィット、玩具における狂気じみた勢いが、どれも計算されてうまくまとまっています。日本の人形ファンにとっては、人形は関節構造であることと顔の表情がポイントが高いのですが、欧米の作家にとっては人の暮らしの中に置く物として、人の形をどう見せるかという面白みがポイントなのでしょう。かって日本でもそういう人形創作が盛んに行われていましたが、体制的な表現が示され、表現の自由度がどんどん狭まっていったと思います。
ロシアの作家の作品を見ていると、改めて人形の表現の可能性を感じます。彼らのファンが日本にも増えていって欲しいと思っています。