2008年12月22日月曜日

フェレナ情報

「世界創作人形展」の参加作家の一人、ドイツのフェレナ・アイジングから参加の返事があったまま、連絡が途絶えているので、電話をしてみました。フェレナは日本でも人気のある作家で、シルビア・ナテラーとも友人です。いつもパワフルなオーラ全開!という印象の女性なのですが、電話ではちょっと元気のない様子。反抗期の息子と不況と仕事のトラブルで今年は大変だったの、今はもう疲れてしまって、と彼女らしくないトーンになってしまったので、大丈夫?と私も相当神妙に応答していたら、「それに今、起きたばかりだから」といって、大笑いでした。それでいつもの調子に戻ったのですが、でも不況は不況、いつも出ていた見本市への出展も見合わさざるを得ない状況。日本も行けるかどうかまだ返事ができないの、と声は沈んでしまい「ほんとに今年は困難だったわ」というので、「困難はあなただけのものじゃないわよ、世界全体のことなのよ、独占しないで」と言って、また大笑い。
「でもこういう時にいい企画のために時間やエネルギーを費やさないと、本当に先がなくなるわよね」と、二人で確認。来年の展示にはベストの人形を送るから!と約束してくれました。フォトアルバムへの写真もお願い、と言ったら、古い作品で自分を語るのは好きじゃない、と彼女らしい返事。では判断は任せるわ、でも日本のファンはあなたのことを知りたいのよ、と言ってとにかく「何か」は送って、と言って笑って電話を切りました。
フェレナも日本が大好き。来年、東京に来ることができるようになることを願ってます。