このブログのサイドバーでご案内している書肆アラビクさんが、来年2月に人形展を予定されています。小説家の津原泰水さんが人形をテーマに書かれた小説「たまさか人形堂物語」(文藝春秋社2009年1月発行)の関連企画として、井桁裕子さんやきんすなごさんなど、国内作家数名の方が出品され、津原氏とオーナーの森内氏の対談などの関連企画も予定されているようです。詳細が決まりましたら、またこちらでもご案内します。
アラビクさんは、古本屋とカフェのお店で昨年11月に大阪の中崎地区に開店しました。オーナーの森内氏が人形に関心があり、私が昨年12月に閉じたギャラリー「ノンク・プラッツ」に来廊、「ドール・フォーラム・ジャパン」の価値を認めて在庫をひきとってくださいました。私にとっては人形に対する自分の試みや考えをすべて投入したDFJをどこかで継続的に紹介していただければと思っていただけに、本当に有り難いお申し出でした。
私が今ここで日々書いている内容にしても、既にDFJに反映したことを繰り返しているようなものですし、誌面はもっと掘り下げています。人形ファンのグラフィック誌としてのニーズに応えられず撤退を余儀なくされたDFJですが、自分でいうのも何ですが、たまに読み返すと、いい記事だなあ、濃いなあ、いいこと書いてるなあ、今の自分って薄まっちゃってるんじゃない?などと思ったりします。
ご関心のある方はぜひ、アラビクさんに在庫についてお問い合わせください。