日本では年賀状の準備で慌ただしくなる一足前に、海外の作家とはクリスマスや季節の挨拶が飛び交います。
私も昨日は、おお、今日はイブではないかと急ぎ、世界創作人形展出品者を中心にメールをうちました。
普通の挨拶を書くつもりが、最近の作家とのやりとりでこんな調子になりました。
「今年は世界にとって大きな変化(change)の年でした。
残念ながら、その変化は多くの人にとってよくないものでした。
でもそれが意味しているものは、単に所有の喪失。
(膨大な喪失ではありますが)
経済的な苦境から自分たちを解放しましょう、
そして来年は、夢の力で私たちが変化をもたらしましょう!
私たちのような人たちは、今日の世界の苦境を克服できる力強い戦士であるはず。
そう思いませんか?
私はそう思います。
これから来る年に、境界を越えて一緒に働くことを楽しみにしています」
ちょっとオバマさんにひっかけたのでもありますが、送った人からは次々に、一緒に頑張りましょうという類の返事が寄せられました。
前にも書きましたが、この不況は多くの海外の作家にとって、制作を続けられるか止めなければならないかという決断を迫ります。日本が人形に生きる彼らにとって、希望の国でいつづけるために、私もこの企画をしっかりやっていきたいと思っています。