2009年5月13日水曜日

ゲイル・ラッキー(USA)から

今回の世界創作人形展を終えて、興味深い感想を頂きますが、ここで作家の了承のもとに、英語と日本語でご紹介したいと思います。
今回来日した外国人作家は日本人がなぜこれだけ球体関節人形が好きなのか、その違いに興味を持っていましたが、アメリカのゲイル・ラッキーは日本の球体関節人形にいち早く注目していた作家でした。彼女の人形は日本のドール・ファンにも熱い視線を注がれていました。



メールをありがとうございました。私は展覧会が予想したよりも良く、作品も沢山売れたことを聞いて嬉しく思います。私は会場で多くの素敵な芸術的な作品が素晴らしい日本作家の作品が並ぶなかで自分の小さな人形が売れたことをありがたく思います。
球体関節人形はアメリカでもとても大きな人気を呼びつつあります。私は何年も前に(天野)可淡の作品(の写真)を見たとき、球体関節人形が大人気になることは予想していました。彼女の作品が大好きになり、同様の感情を自分の人形でも表現したいと思いました。球体関節人形の作り方を知りたかったのですが、自分でやってみたら通常の制作の時間がなくなってしまい、二度と挑戦することはありませんでした。でも最近、また少し挑戦し、吉田良さんの本も買いました。私は他にも刺激を受けた、たくさんの日本の人形の本を持っています。私は特に恋月姫の作品が好きです。私もああいう人形を作ってみたいという強い憧れがあります。
アメリカで買われている球体関節人形のほとんどは、日本か韓国製の樹脂のもので、自分自身の球体関節人形を作る作家はごく少数です。
私自身は、動かない人形を作るのに飽きてきて、今は動かせて遊べて、もっと生きている感じを与える人形の考え方が気に入っています。

私は今年、ニアダで卵の形をしたハンプティ・ダンプティの人形を使いながら球体関節人形の基本を教えることになっています。足の部分に球体関節をつけるやり方だけを教えるのですが。私はアメリカで、一点物の球体関節人形を制作する最初の作家のうちの一人になりたいと思っています。
今のところ、私はいくつか球体関節人形を作りましたが、まだ完全とはいえずまだまだ時間がかかります。
ダーク・ゴシック・カルチャーは今、まさにブームで、私がそういうものを作るのに最適のタイミングです。アメリカの人形作家も日本の球体関節人形に魅了されています。私は、ダーク・カルチャーが受け入れられていることには、ティム・バートンの映画もかなり影響があると思います。
この人形展に招待してくれてありがとう。あんなにたくさんの素晴らしい作家のなかに入れてもらえたことを誇りに思います。この展示会が成功したことは、嬉しく思います。