2012年12月27日木曜日

コヤーラ通信12号発送しました




コヤーラ通信12号1月1日発行の分につき、26日に発送作業を終了しました。
今回は、ロシアの展示のご報告が中心です。その他、オランダの公募展の情報も掲載しております。これは誰もが応募できて、応募料無料!ですので、ぜひ紙面で情報をチェックしてください。

羽関オフィスでは、チーム・コヤーラの業務と併行して、来年4月に東京の丸善丸の内本店ギャラリーで企画・主催いたします「FANTANIMA! 2013」の準備に入っております。


 国内34名、海外(主にロシア)から40名ほどの個性豊かな作家が不思議可愛い動物作品で参加する展示会です。東京の展示の後は、一部関西に巡回する予定です。
1月から公式ウェブサイトを開設いたします。

本年は大変お世話になりました。
新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

2012年12月6日木曜日

モスクワ・松沢香代さんの展示

ご報告が遅れましたが、10月25日から28日まで、 ロシアのART OF THE DOLLSの主催者企画であるART PROJECTとして招待された松沢香代作品の展示風景をご紹介します。
このART PROJECTでは、主催者が指名したキュレーターがテーマに沿った作家や作品を厳選、会場でダイナミックなインスタレーションを行いますが、松沢さんはそのプロジェクトの一環として展示されました。写真をクリックすると、アルバムがご覧になれます。

MATSUZAWA KAYO in Russia

2012年11月18日日曜日

モスクワでの大島さん

息をのむ、というのはこのような光景だったのでしょう。大島和代さんの展示を食い入るように鑑賞する人の絶えなかったモスクワのArt of the Dollsからの写真です。
お住まいのパリから出品した大島和代さんは、国外に出かけての出品はとても久しぶりとのこと。会場の人達の質問に丁寧に説明をされていました。
布の表面なので、「このなかは粘土でしょう?」という人もいますが、材料は綿と布のみ。糸と針で縫いながら、実物のクルミ大の大きさのボディにあわせ、一点一点異なる赤ちゃんの表情を縫って作っていくのです。
今は、赤ちゃんの初めての乳歯を一生保管するための「乳歯BOX」というボックススタイルのものを作られていますが、平和祈願の思いを込めた1000点のくるみベビーの展示用の作品も作られています。
大島さんの作品に、フランスのHEY!という雑誌が着目、来年3月発行号で紹介されるそうです。




ひととき、モスクワの中心を歩きました。グム百貨店で行われていた古い玩具の展覧会で、戦前のマトリョーシカを見ることができました。


2012年11月7日水曜日

エカテリンブルグの報道

日本に戻って参りました。
エカテリンブルグの展示では、テレビや新聞の取材がありました。
エカテリンブルグの夕刊紙で、展示の模様を報じてくれた様子が下記でご覧になれます。
日本からの出品への関心の高さを感じます。

http://вечерний-екатеринбург.рф/culture/visual/7490/

しかし、これもエレナ・リシナ会長の奔走と助力がなければ叶いませんでした。
モスクワからの作品の搬送から、帰国の途につくまで、リシナ会長はじめ歓迎してくださった作家や関係者の方には本当にお世話になりました。
私も日本でできることで、お返しをしていきたいと思っています。

2012年11月5日月曜日

エカテリンブルグ続報

エカテリンブルグでは、11月3日と4日の2日間、州立美術館の分館である近代文学博物館でウラル創作人形作家協会のフェスティバルが開かれました。(人形美術館は別館となり、こちらは常設のみの展示です。)同協会のフェスティバルは 例年同館で開催するそうです。エカテリンブルグは、ロマノフ王朝終焉の地としても知られ、ニコライ2世一家が処刑された土地に立つ教会が名所となっています。近代文学博物館はその教会の向かいにある古い趣のある木造の建物です。

館内は木造で暖かみがあり、作品は備え付けの机や椅子、ピアノなどを利用して展示されます。 日本の作家作品は一番大きな部屋を使わせて頂きました。


 イフンケの作品は、会期中に行われた「不思議な動物人形コンテスト」で第1位に選ばれました。審査は著名なアニメーション作家や演出家によって行われ、全員一致で決まりました。
しかし、エカテリンブルグに集った作家達の作品もとても素敵でした。1月発行のコヤーラ通信でもご報告させて頂きます。

2012年11月3日土曜日

エカテリンブルグ速報

モスクワからエカテリンブルグに移動しました。ウラル州立博物館での展示を前に、市の中心部にあるギャラリーで11月1日に1日間限定の特別展示を行いました。市庁舎の前に位置する高級ショッピングモールにあるプライアデス・ギャラリーは、この地域で唯一の創作人形専門のギャラリーです。




2012年11月1日木曜日

モスクワ Art of the Dolls終了

10月25日からモスクワで開催された「Art of the Dolls」は、28日に無事終了しました。
 
 
Dolls of the Worldのオルガ・ラヒナと、チーム・コヤーラの公募展で「Doll of the World賞」を受賞した皆川優子さん作品

 パリから招待出品した大島和代さんと作品

 チーム・コヤーラの出品ブース
 欧米の創作人形のパイオニア、イタリアのブリギット・デヴァルと大島さんの記念写真。二人はお互いに20年間前ほどに開催されたイタリアの展覧会で出品、しかし対面は今回初めてとなりました。
 ブリギット・デヴァルの作品。アンヌ・ミトラニに影響を与えた作家です。
 クロクスの会場。巨大な見本市会場がいくつも並びます。
 Art of the Dolls会場
 主催者のアート・プロジェクトとして、松沢香代さんの作品が選ばれ展示されました。
アート・プロジェクトを担当するボルシャゴブスカヤのキュレーションによるダイナミックな展示です。

2012年10月24日水曜日

ロシアの展示

本日、ロシアに向けて出発いたします。
モスクワ、エカテリンブルグでの展示に携わります。
(文中作家敬称略)

 【モスクワ編】


■10月25日~28日
DOLLS OF THE WORLD文化財団主催
第3回国際モスクワ展「ART OF THE DOLLS」
会場 Crocus Expo
pavilion № 1 hall № 3
http://eng.crocus-expo.ru/
マネージから変更になりました。モスクワ郊外にある広大な見本市会場です。

チームコヤーラ招待枠特別展示
・創作人形公募展受賞者4人(尾花智子、皆川優子、長谷川裕子、長岡哲生)のほか、矢部藤子、河野滋子、イフンケ作品を展示。
・アートプロジェクト(主催者企画、Hazeki office協力):松沢香代、
・主催者プロジェクト:大島和代

展示の目玉となる主催者企画に、松沢香代さんとフランス在住の大島和代さんが招待されました。HAZEKI officeでも展示に協力しています。

【エカテリンブルグ編】
■11月3日~4日
URAL DOLL ARTISTS ASSOCIATION FESTIVAL
会場 ウラル州立人形美術館(エカテリンブルグ)
http://www.ompu.ur.ru/index.php?main=filials&id=100014
※ エカテリンブルグでは、現地のギャラリーで1日間の特別展示の企画が進行中です。

モスクワ展の内容に、くるはらきみ、Noe、西村FELIZ、咲耶の展示が加わります。

日本には11月6日に帰国いたします。留守中のご連絡はEメールでお願いいたします。
ご不便をおかけして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

2012年10月17日水曜日

訃報 エリザベス・ブランドン

アメリカの創作ビスクドール作家、エリザベス・ブランドンElisabeth Brandonが9月30日に他界されました。
ニアダを代表する作家の一人で、私が総会に通っている頃、よく作品や本人を見かけました。
アメリカの創作人形は、映画のシーンを切り取ったようなシーンやポーズの表現が中心で、欧米作家にとって主素材であったビスクにとってかわり、日本の粘土がよく使われるようになっていました。
エリザベス・ブランドンはそのなかで、ビスクでの創作を固持し、粘土で繊細なポーズや表現をする作家たちに負けないくらいのデリケートな表現をしていました。
近しくお話ができるとき、その色のグラデーションの素晴らしさに、「これは何回くらい焼いているんですか?」と聞いたら、「18回よ。いつもそれくらい焼くわ」と言われ、びっくりしたことがあります。
日本では石塑の大型の球体関節人形が大流行していた頃の話です。

エリザベスの作品はこちらでご覧になれます。
http://www.niada.org/InOurMemory/inourmemory.html
ご冥福をお祈りいたします。

2012年10月16日火曜日

福島での審査を終えて

福島で開催中の「ドールアート展2012」の全国創作人形コンテストに行って参りました。同展は1年おきに開催、2回目から取り組んだ全国人形コンクールは今回で6回目を迎えました。

数回前から授賞式のレセプションでは、昔人形青山の青山恵一さんと一緒に講評もさせて頂いております。審査は30分くらいの持ち時間の後に投票、審査員間の討議はほとんどなく、受賞タイトルは実行委員会が決定しています。その状況下、来賓に政治家や行政関係者の方も多く出席している会場での受賞作の講評は一審査員にとっては責任が重いです。私が話すことは審査員一人の私見でしかないので、今回はそれをお断りしてお話ししました。

とはいえ、初回から審査に呼んで頂いているので、毎回の応募作品の傾向の変化を観察しています。ビスクや関節のブームが過ぎて、出品者の素材や表現方法が落ち着いてきたことから、様々なスタイル、サイズで粒ぞろいの作品が揃った印象を受けました。公募展を継続開催するのは本当に大変な仕事ですが、被災した土地で実行を決意された大竹京さんや教室の方々のご苦労には頭が下がります。
21日まで開催中ですので、多くの方がご観覧されることをお勧めいたします。

2012年9月21日金曜日

コヤーラ通信11号

「コヤーラ通信11号」本日入稿しました。今号はもちろん、創作人形公募展の特集です。出品者の方にも全員お送りいたします。発送は今月26日を予定しております。




2012年9月17日月曜日

創作人形公募展終了

昨日16日、盛況のうちにチーム・コヤーラ主催の創作人形公募展が終了いたしました。
お陰様で会場に人が絶えることなく、また入場された方は通りがかりの方でも時間をかけて各作品をじっくり鑑賞されていました。

チーム・コヤーラとしては初めての取り組みの公募展でしたが、思いのほか出品者やご来場頂いた方との交流の時間がとれましたし、「出品者の方々の作品のレベルが高い」「カラーが様々」 「面白い」「良かった」「来年もぜひ」等々という言葉を何度も頂き、ありがたいことだと思いました。

さて、このブログでお知らせした私個人の講評ですが、すべての方にはわたっておりません。ご希望になられた方にのみ、講評をさせて頂きました。私としては、写真を見ただけの講評はやはり不十分で、実作品を見ながらご本人とお話する状況がベストだと思いました。(出品作品の講評は今までに何らかのかたちでご希望になった方で締め切らせて頂いております。)

総評を10月1日発行予定のコヤーラ通信11号で書かせて頂く予定です。
また、10月開催の福島のドール・アート展inうつくしまでも、審査員の一人としておよび頂いたので、機会があれば会場でお気軽にお声がけください。

2012年9月14日金曜日

コヤーラ・フェス賞の発表について

「創作人形公募展」はお陰様で、連日盛況を頂いております。
特にコヤーラ・フェス賞(会場投票)については、主催者も驚くほどの熱い反応を頂いております。
この会場には、様々なお客様が訪れ、それぞれじっくり鑑賞頂いており、通りがかりに寄られた方も、時間をかけて真剣にご自分が推薦する作品を決められてます。

この投票ですが集計作業の都合上、16日(日)15:00をもって投票受付を終了させて頂きます。
集計結果の発表は、15:45〜50頃に会場で行い、ご本人がいらっしゃる場合は賞状の授与を行いたいと思っております。
また、10日の授与式にいらっしゃれなかった尾花智子さん(チーム・コヤーラ賞)、角松千恵子さん(四谷シモン賞)の賞状授与も、簡略ではありますが同時に行いたいと思います。

会場は16:00より直ちに搬出作業を開始させて頂きます。
ご来場者・出品者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

チーム・コヤーラ

2012年8月30日木曜日

コヤーラ通信号外

夏期休業を終えてから、ブログの更新まで時間がかかり申し訳ありません。

8月9日から12日まで、スペインのコスタ・ブラヴァで行われた国際人形展は無事に閉幕し、チーム・コヤーラを代表して現地で大活躍した西村FELIZ氏からの報告を受けました。
帰国ほやほやの西村氏のリポートを、コヤーラ通信号外でご紹介します。
号外は本日刷り上がってくる予定。随時発送作業を行いますので、皆様のお手元には9月3日前後に届く予定です。
(コヤーラ通信次号=11号は、10月に発行を予定しております。)

チーム・コヤーラ主催の創作人形公募展も、出品作が決まり、会場に関する手配など着々と準備を進めております。
応募作品は、プロからアマチュアまで様々な顔ぶれとなりました。皆、初心に戻って同じ会場に並びます。審査側としても、身が引き締まる思いです。
展示は9月11日から16日まで、NHKふれあいホールギャラリー(NHKホール隣り)です。私も連日、午後4時過ぎからは会場に詰めております。15、16日は目の前の代々木公園でベトナムフェスティバルも開かれ、賑やかです。

それから、『夜想』の新刊のぬいぐるみ特集で、レナとガラ・スマガについて記事を書かせて頂きました。書店にも出始めていると思いますので、こちらもぜひ、ご覧下さい。

2012年8月9日木曜日

夏期休業のお知らせ

HAZEKI OFFICEおよびチームコヤーラ事務局は、8月10日より20日まで休業いたします。
スペインではIn Dolls展が始まりました。
チーム・コヤーラ主催の創作人形公募展の準備も進んでおります。
速報をコヤーラ通信号外でお届けする予定です。
よろしくお願いいたします。


2012年7月13日金曜日

事務所お休みのお知らせ

出張のため、7月14日(土)より21日(土)まで、羽関オフィスの事務所はお休みさせて頂きます。
公募展ほか、お問い合わせがありましたら、メール、もしくは留守番電話などでお伝え頂ければ、戻りましてから順次ご回答いたします。
ご不便をおかけして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
 
羽関

2012年6月22日金曜日

創作人形公募展

6月30日の〆切を控え、チーム・コヤーラの創作人形公募展の応募作品写真が続々、届いております。
皆様の気合いを感じます。コヤーラ通信の最新号にもありましたが、審査員をお願いした四谷シモン氏も、私含めチーム・コヤーラにとって、「解放される、自由になる」ということが大切なキーワードになってきています。
何でも便利に揃ってしまう現代。情報も過剰。
そんななかで、人形だけは自由であってほしい、と思うのは、人形をずっと作り続けてきたシモンさんの親心のような気持ちから出た言葉のようにも思います。
技術や外見も重要なチェックポイントですが、中身を問う審査となると思います。
他の公募展に比べると、チーム・コヤーラの公募展はささやかな範囲で運営しておりますが、審査は厳しいと思います。
応募された写真作品については、私自身、すべて講評を書いてます。写真の範囲で私が感じたとでよろしければ、ご希望の方には、それを直接お伝えいたします。
(これは写真審査を通過しなかった方にも、同条件です。写真審査を通過されなかった方には、応募料は全額お返しいたします。)
会場では、在廊時には実作品を前に講評、またはご質問にお答えいたします。
あと一週間あまりとなりましたが、よろしくお願いいたします。

2012年6月16日土曜日

リメンバー展

今日から、ビリケンギャラリーでヒロタサトミさんキュレーションによる「リメンバー展」が開催されています。
1960年代生まれの5名の作家により、ユニークな人形がならんでいます。
世界創作人形展に出品したヴィタリスも、新しい衣装デザインを加えて参加しています。
この展示に参加しているくるはらきみさんの演出・飾り付けで魅力が増しました。写真作品(左)は、四谷シモンさんが「コヤーラ通信」のインタビューで絶賛されていたものです。
お見逃しのないように。

2012年5月31日木曜日

コヤーラ通信10号発送予定

留守のあいだ、関係者の皆様にご不便をおかけして申し訳ありませんでした。
チーム・コヤーラの「コヤーラ通信10号」は、明日6月1日、2日に発送作業を行います。
会員の皆様には、6月3日から6日くらいまでの間に届きます。
通常より若干遅れての発送となり、お待たせしている方に申し訳なく思います。
今号は、チーム・コヤーラ主催の「創作人形公募展」(9月11日〜16日 東京渋谷NHKふれあいギャラリー)の審査員である四谷シモン氏をインタビュー。この公募展で目指したい方向性を語って頂きました。
現在、いくつかの公募展が同時進行するなか、ある意味で一番難しいチャレンジを応募者の方に求めているかもしれません。
他に、「ペッカリー公募展リポート」「第3回世界創作人形展リポート」やインフォメーションなどが掲載されております。

2012年5月16日水曜日

24日までお休みします

羽関オフィス、チーム・コヤーラの事務所は、出張のため、24日まで留守をします。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

2012年4月28日土曜日

T.コヤーラ創作人形公募展


チーム・コヤーラが、初めて公募展を行います!
私(羽関)が主催者として関わる人形公募展は、1999年のストライプハウス美術館で開催した「新世紀人形展」以来です。
四谷シモン氏を特別審査員に迎え、私も一点ずつ、しっかりと拝見して審査させて頂きます。(ご希望の方には9月の会期中*に講評をお伝えします。)
今まで人形を見続けてきた経験から、人形としての魅力、技術力、表現など、これからの未来に向けて可能性を感じさせてくれる作品に出会いたいと思っています。

受賞作品は秋にロシアで開かれるロシア最大規模のArt of Dollsやエカテリンブルグでの人形フェスティバルでも特別出品されます。主催者からも、期待の声が寄せられています。
チーム・コヤーラが自分たちの力で運営する、営利を目的としない公募展です。
テーマは自由。詳細は、チーム・コヤーラのウェブサイトをご覧下さい。
(上の画像からリンクしています。)
既に、意欲的なお問い合わせが寄せられはじめています。
力作に出会えるのを、楽しみにしています。

*実作品の展示は第一次写真審査を通過した作品が対象です。9月11日から16日まで。NHKふれあいギャラリー(東京・渋谷)

2012年4月13日金曜日

第3回世界創作人形展会場写真

世界創作人形展の会場からの写真を下記にアップロードしました。
公式ウェブサイトのトップページからもご覧になれます。

WNexT'12 venue

2012年4月12日木曜日

第3回世界創作人形展2012閉幕しました

丸善丸の内本店ギャラリーでの「世界創作人形展」は、10日に無事閉幕いたしました。
ご来場頂きました多くのお客様、またご来場できなくてもこの企画を見守ってくださった皆様。どうもありがとうございました。
また、素晴らしい力作で展示に参加してくださった国内外の作家の皆様にも心から感謝申し上げます。
来日した作家は、帰国したり、まだ日本で観光を楽しんだりしています。
皆、桜の美しい時期に来日できたことを喜んでいました。
日本人の出品作家の方々との交流も持ち、口々に「私たちはファミリーだ」と繰り返し言っていたほど、日本に親しみを持ってくれました。

ところで、お詫び申し上げなければならないことがあります。
出品作家としてお知らせしていたアレナ・ジレンキナの作品の到着が遅れ、会期終了後に届きました。
ファンの皆様に申し訳なく思っております。しばらくはドルスバラードの店頭でご紹介させて頂けるようですので、ご関心のある方はそちらまでお問い合わせください。

会場風景は、写真を整理して第3回のアーカイブを公式ウェブサイトにアップする予定です。
その情報はこのブログでもお知らせいたします。

2012年4月8日日曜日

2012年4月4日水曜日

世界創作人形展開幕しました!

3日夕方、国内外の作家の方々が台風のような嵐のなか、搬入にいらっしゃいました。
今日から開幕!
パワフルな力作揃いの見応えのある展示です!
日本人作家の新作、意欲作、日本初登場の来日作家の作品がご覧になれます。
お見逃しのないよう、ぜひご来場下さいませ。

2012年4月1日日曜日

edge to edge


過去2回の世界創作人形展では、図録を制作しましたが、今回は図録としてではなく、『edge to edge』という小冊子のなかで出品作家のお名前や写真を掲載させて頂きました。
『edge to edge』は、私がしばらく人形について考えていた思索をメモのように書き留めた小さな冊子です。
A5判で32ページ。その半分が、出品作家のご案内のページです。
限定200部で会場で発売させて頂きます。ご希望の方はHAZEKI OFFICEまでお問い合わせのうえ、ご予約ください。




2012年3月26日月曜日

ポポヴァ姉妹から写真が届きました!

世界創作人形展を来週に控え、新着情報が続々送られてきます。
そのなかでも、新作が間に合わないかもしれない、、と共に気を揉んでいたポポヴァ姉妹、ついに写真撮影にこぎつけ、昨日データを送ってきてくれました。
彼女たちの新作にはいつも驚かされますが、今度は球体関節人形に樹脂で挑戦したのです。時間が掛かったのは、そのためでした。新しい素材で、試行錯誤していたそうです。それにしても、相変わらず思い切ったデザインで、パワーが伝わってきます。

2012年3月24日土曜日

ナタリ・グレヴェンスチコヴァ

世界創作人形展初参加のナタリ・グレヴェンスチコヴァから、出品作品の写真が届きました。「ラ・ムール」というシリーズの不思議な動物の人形です。彼女はウラルの森を散策するのが好きとのことですが、森の精霊のような不思議なキャラクターですね。











2012年3月23日金曜日

イリナ・スタルコヴァ

ロシアに行くと、動物の可愛い人形やキャラクターがたくさん目につきます。動物とともに暮らし、動物を愛している国民性なんだなあ、と思います。
イリナ・スタルコヴァは、ロシアで人気の高いぬいぐるみ作家。
ちょっと憂いを含んだ表情も得意なのだそうです。
写真は出品作品。ぜひ、展覧会でお目にかけてください。



イヴォンヌ・フリプシ


過去2回、来日して世界創作人形展に参加してくれたイヴォンヌ・フリプシ。今年は来日しませんが、球体関節人形に挑戦し、新作を送ってくれたとの情報が入りました。
3点の作品で、それぞれに彼女の思いのこもった詩がつけられてます。会場では詩と一緒に展示させて頂きます。

2012年3月21日水曜日

シルヴィア・ナトゥラー

今日はちょっと、ショックなお知らせです。
というか、彼女から来たメールを開けて、私がショックでした。
あの可愛い人形で日本でも人気が高いシルヴィア・ナトゥラー。
彼女の最新作です。
シルヴィアは社会問題に関心が強く、会えばいつでもその国の文化や女性問題など、いつまでも話し込んだりしました。
売れっ子だっただけにビジネスに疲れを感じ、人形から離れたい、とこぼすことも少なくありませんでした。その言葉を実行するように、ここ数年はメジャーな人形展示会に顔を出していません。
制作もしなくなったという彼女からは、陶芸のトルソの写真が送られてくることもありました。

その彼女が、今回の誘いに「新作の人形を作ります」と答えてくれました。
今の思いを表現します、という彼女の言葉に、どういう作品がくるのかとても気になっていました。
そして、この写真が届きました。
もちろん、この作品にはメッセージが込められています。

たぶん、シルヴィアが老婦人を作ったのは初めてではないでしょうか。
最近、シルヴィアは90才になるご自分のお母様を引取り、介護と、一才のお孫さんの面倒を見ながら生活しているそうです。
制作の時間はまともにとれないかもしれない、と書きながら、この作品に臨んでくれました。この作品の飾り付けには、あと2点の作品が組み合わさります。ツィッギーというタイトルのお洒落で美しい若い女性が乳母車を押している形になります。

60代になったシルヴィア。自分の世代が、赤ちゃん、若い世代、そして親の世代に対して責任を負っているのが現代の実情、、、という思いが込められています。さらにシルヴィアからのプレゼントつきのメッセージがありますので(プレゼントはお一人だけ)、世界創作人形展の会場でご案内させて頂きます。

2012年3月20日火曜日

ポポヴァ姉妹から

嬉しいニュースが届きました!
実はポポヴァ姉妹は、世界創作人形展に、日本向けの新作を作ると言っていたのですが、完成が間に合うか危ぶまれていたのです。
彼らは今回、球体関節人形に挑戦していて、行程の作業が間に合うか微妙でした。
それが完成したとのこと。今は衣装をつけていて、急いで写真を撮って送ってくれるそうです。
良かった!
ポポヴァ姉妹の新しい挑戦、ロシアにも先駆けて、東京で世界初公開となります。
写真が届きましたら、またご紹介いたします。

6月 サンクトペテルブルグ・ツァー


ロシア方面の旅行を得意とするユーラスツァー社が、人形展「DOLL TIME」に出品、または見学するためのツァーを企画しました。
団体ツァーの安心感と、個人ツァーの自由さを兼ね備え、人形プラスアルファの美術鑑賞、お買い物を堪能できる充実した内容になっています。
しかも白夜のサンクトペテルブルグ!

出品者の方のお世話は、HAZEKI OFFICEでさせて頂きます。
海外展への個人出品は面倒な手続きや主催者との確認がありますが、出品するだけでOKの状態で渡航できます。ロシアの人形界の中心となる主催者による開催なので、人形で今後活動を希望される方には、お勧めの内容です。
現在、出品者向けには書面に出ていない情報も入ってきています。関心がある方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。

出品に関するお問い合わせは TEL 042-395-7547(はぜき)
ツァーに関するお問い合わせは TEL 03-55623381(ユーラスツァーズ 吉田)

2012年3月19日月曜日

ティネ・カマービーク

ティネの人形がオランダから到着しました!
過去二回の開催に来日してくれたティネ。今回は直前にアメリカでの展示会があり、ここ数年背中を痛めて歩行も困難になっているティネは、東京にも出品したいけどそれまで新作ができるかどうか、厳しい状況でした。でも、この素敵な新作「Lua」を仕上げて、送ってくれました!
ティネの作品はその周辺に「気」を醸し出しているかのように、不思議に周囲の人々を集めます。写真も素敵ですが、実物の空気は見る人にじんわりと伝わってきます。
ぜひ、世界創作人形展の会場でご覧下さい。

2012年3月5日月曜日

3/13まで出張します

3月5日(月)より、3月13日(火)まで、出張のため事務所は留守にしております。
Eメールでのご連絡は可能ですので、世界創作人形展、コヤーラ・フェス、ロシアのツァー(出品)に関するお問い合わせがありましたら、下記までどうぞ。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。

hazeki*nonc.jp
*を@に置き換えてください。

2012年3月4日日曜日

東北ー神さまたちとの復興展ー長野展開催中

東北大震災からまもなく1年を迎えます。
チーム・コヤーラの復興支援は、石巻で被災したイフンケ(小松剛也)さんの展覧会開催を通して行いました。
昨年9月に渋谷のNHKふれあいギャラリーで支援金とボランティアの協力を得て開催にこぎつけ、今はその流れが、長野県小諸市の標高850mの御牧ヶ原という美しい台地にある「読書の森」というギャラリーに引き継がれています。
「読書の森」は、浅間山や八ヶ岳の美しい風景に囲まれ、自然や動物とともに手作りの楽しみをゆったりと培っているギャラリーです。
「読書の森」


DMなどに使われたイフンケの新作「水神様」は、想像していたよりずっと小さいものでした。とても愛らしく、「なむなむウサギ」とともに、入口でお客様をお出迎え。








この展示にはチーム・コヤーラを通し、イフンケの復興支援に協力した方々も関わりました。
くるはらきみさんと西村FELIZさんの作品です。













咲耶さんと立川好江さん作品













松江でイフンケの展示を実現した長岡哲生さんの新作は、このギャラリーの環境にぴったりなじんでいました。













杉山久江さんの銀細工の動物アクセサリーは、わずか2cmくらいの関節つきの動物に可愛い細工が施されています。ロシアのエレナ・リシナは、ロシアの自然の精霊や伝説をテーマにした布人形やマトリョーシカで、こちらもこの風景にぴったり収まってました。
作品に関心のある方は、「読書の森」までお問い合わせになってください。




2012年2月28日火曜日

コヤーラ通信発送しました!

チーム・コヤーラのニュースレター「コヤーラ通信9号」を、28日に発送いたしました! メール便で、3月1日から3日までの間に、会員の皆様に届くと思います。
今回は同風物がたくさんありますので、お楽しみに!
チーム・コヤーラが取り組む公募展「コヤーラ・フェス3」のご案内や、注目のイベントの紹介、昨年の月光社個展やいばらき現代作家100人展のリポート記事がご覧になれます。
チーム・コヤーラの詳細は;
チーム・コヤーラ公式ウェブサイト

2012年2月22日水曜日

オルガ・チェルノヴァ(ロシア)

ロシアのエカテリンブルグから、またユニークな若手作家のご紹介です。
アニメーターであり、アニメーションのために作った毛糸製の楽しい動物の人形。
オルガ・チェルノヴァは双子の子育てをしながら、子供のための素敵なアニメーションを製作しているそうです。彼女の人形達も、世界創作人形展でご覧になれます!

Olga CHERNOVA