2010年4月30日金曜日

展示始まりました


美しい双子姉妹、ポポヴァ・シスターズとそのパートナーたちです。
まだみな、二〇代! 初めての東京に興味津々。エレナのパートナーのイゴールは音楽活動をしている人で、彼の音楽が会場でかかっています。

初日には会場で作家のご挨拶に続き、オアゾにある沖縄料理屋さんで気取らないオープニングの食事会で盛り上がりました。5月5日が姉妹の誕生日なので、先行して誕生日のお祝いで「ハッピーバースデー」の大合唱。そうしたら、お店からシャンパンのサービスが! 大いにもりあがりました。
それから二日目の29日には作家とのフリートーク。各国の作家活動事情を話し、何のために制作しているのか、生活はどうやっているのかなど、実情を話しながら各国の状況の違いがわかりました。

2010年4月27日火曜日

本日搬入

世界創作人形展、本日は搬入です。
アイスランドの火山噴火の影響で、出品作品の到着が軒並み遅れて肝を冷やしましたが、リディア以外の人形は間に合いました。リディアの人形=ロシア期待の球体関節人形作家です=が、現在通関中。本日の発送に間に合わないことがわかったので、輸送会社に会場に直接搬送の依頼をしました。
でも、会場直接搬送がもっと多いかと思っただけに、ほっとしました。
海の向こうでも、搬入までの配達を心配していた作家に次々に報告、ここ数日トラッキングと状況報告に明け暮れておりました。
残念なこともありました。ロシアの作家ばかりにおこったのですが、今のところ出品作品のうち、4点が輸送中に悲しい損傷にあいました。ショックでしたが、そこは修理や調整して展示させて頂きますが、何も出品できないという作家が出なかったことは、幸いです。
ドルスバラードの齋藤社長が、SL好きなので細かい作業が得意。人形の修理もうまくやってくださるので、こういうときに心強いものです。

さあ、明日から展示が始まります。
オランダ勢は既にホテル入り、ポポヴァ姉妹も今朝成田着で、今頃はホテルにチェックインしているはず。アメリカのアーリンは、成田に午後に着くので、会場に直行、というか飛び込んでくるでしょう。
会期中には、来日作家とのイベントもありますので、この機会にぜひご参加ください。
興味深い話が聞けること、請け合いです。
会場にいるときにも、気楽に声をかけてみてくださいね。
私もなるべく会場におります。では、明日から開幕。
国内の作家の方も、力の入った作品を出して頂けそうで、今日はそれぞれの箱からどんな作品が飛び出してくるのか、楽しみです。
では、行ってきます!

2010年4月24日土曜日

ネルとのやりとり


ネルからも、先ほどリストが届きました。
出発直前ですね・・。

ネルは直前に膝に針がささって、歩けなくなっていたそうです。それが抜けるまで大変な思いをしたとか。同行のティネは、昨年来日した後に背中の大手術を受け、その後も歩くのが困難だったり今でもまだ痛むとか。
イヴォンヌは元気ですが、二人の体の具合は気になります。
長いフライト、くれぐれも気を付けて来てね、とメールを送ったら、ネルからは
「そうよ、あなたが声をかけたのは、年取ったハンディキャップのある女たちばかりよ!!!
でも飛行機で飛んでいける限り、私たちは行くわよ!」とネルらしいパワフルなジョークが返ってきました。
オランダの作家たちはいつも豪快で明るく、昨年も自分たちを「ダッチ・チーム」と言って楽しく賑やかに過ごしてました。お互いに助け合って、チームワークもすごくいいのです。国民性でしょうか。
ネル、ティネ、イヴォンヌに、ぜひ会場でお会いになってみてください。

イヴォンヌ!

出品リストは〆切というものがあります。
オランダの3人組は明日の飛行機で東京に向かってきます。(フライト通常運航だとのことで、良かった!)
そして、その3人のうちの二人、イヴォンヌとネルのリストが届いていないので、メモで良いからと催促をしました。
来日組は、前日まで制作をするという人が何人かいます。リストを作るのは二の次になってしまうのでしょう。だから、私の催促がどんなパニック的状況を起こしているかを考えると気が重いのですが、そこは公平に。
そうしたら、イヴォンヌからきました。メモ程度で良いというのに、3時間くらいかけて30本近いメールで、それも一本に3MBくらいの写真を一点ずつつけてです。
昨年も同じスタイルで(それも図録編集中に)送ってきたので、それを止めてほしいと思って、「リストは写真は付けなくていいから」と書き添えたのに、今回も昨年のスタイルできました。
3MBって、印刷に使えるデータ量です。きっといつか印刷に使うことを考えて、大きいデータで撮影したのでしょう。
彼女からは人形が命を得たように作り込むのに今までずっと制作をしてきたの、というメッセージが。きっとひとつひとつ、きちんと見て欲しいのだろうという気持ちがデータの重さと共に伝わってきます。
普通のビジネス感覚で言えば、彼女のやっていることは海に吼えたくなる行為なんですが、可愛い・・・。
そしてネルはさっき、これからリストを送ると書いてきた・・・。
明日は彼らは飛行機に乗っている・・・。



2010年4月23日金曜日

世界創作人形展図録表紙


今年は28ページの図録です。前回に続き、ポポヴァ姉妹の作品のパワーを借りました。この作品は、今回の展示向けに作ってくれたTawret(タウレトというエジプト神)という作品です。
チラシもこの写真で作りましたが、そこには「文化的先住民、人形。」というコピーを入れました。それは以前から私が思っていることで、今度ちゃんと文章にまとめたいと思っている考えです。

アイスランドの噴火騒ぎ、やっと飛行機が飛び出したようですが、ロシアの作家が発送した作品は横並びでロシアに留まってます。ノルウェーのシセル・スキレも予定通りに発送するつもりが待機となり、今日、やっと発送できたと連絡がありました。輸送事情も混み合って混乱していると思いますが、この混乱が早く収拾してほしいものです。

2010年4月21日水曜日

Volcano!

アイスランドの火山噴火、気になりますね。
確かに、こちらに向かっている欧州作家の作品に遅れが出るかもしれません。
今、あちらの作家とトラッキングナンバーのやりとりをして、経過を見守っているところです。
来日作家のフライトにも影響が出なければ良いのですが・・・。

遅くなりましたが、「世界創作人形展」のトップのスライドショーの画像に、新しい画像を少しずつ入れています。日を追って内容を少しずつ変えていくつもりです。
お見逃しのないように。DMにもチラシにも図録にも使えない画像も、こちらでお見せしていくつもりです。

2010年4月17日土曜日

世界創作人形展図録

入稿作業すみました。これで問題なければ初日には図録の顔が見えるはず・・。

今回はできたての出品予定の作品写真が前回より多くなった感じがします。
こちらも写真のパワーに動かされますね。
図録というのは、もうひとつの展示会会場といってもいいかもしれません。特に人形の場合はそうだと思います。

図録に入れられなくて残念、という写真など、いろいろお見せしたいものも含め、世界創作人形展のウェブサイトを更新する予定です。
更新したら、またこちらでお知らせします。

2010年4月16日金曜日

絶賛図録制作中

世界創作人形展の図録を作っております。
あともう少し・・・。かな。

2010年4月12日月曜日

ナターシャ・ゴルブノヴ

世界創作人形展で、アーティストのページにあるロシア人作家、ナターシャ・ゴルヴノヴの欄に、作者のウェブサイトのアドレスをリンクしました。
また日本語での名前の表記も、今までナタリヤ・ゴルヴノヴァとしていたのを現状に統一いたします。本人に確認したところ、正式にはNataliyaなのだそうですが、日本語で発音するにはNatashaが妥当なのだそうです。
他の方も、同じロシア人同志でも、同じ人の名前を違う英語スペルで表記しておくってくることがるので、ロシア人名のカタカナ表記って難しいと、つくづく思っています。

サロン・ド・シモン

昨日会場にお越しくださった皆様、ありがとうございました。
私のような黒子が出て行ってもいいのだろうかという懸念がありましたが、意識の高い方がたくさん集まられ、私の方が刺激されました。シモン氏のおかげで有意義な時間をもたせていただきました。感謝です。
本来ならば、ちょっとお酒を飲みながら気楽なおしゃべりの会だそうですが、私の場合はどんどん話が固くなっていってしまいました。でも皆さんには話の内容を喜んで頂いたようでほっとしています。
一つ反省。亡くなった母によく注意されていたのですが、私は男言葉で話してしまう癖がありまして、自分で思い起こしても昨日は、亡き母が眉をひそめるような言葉遣いをしておりました。お聞き苦しいところがあったところは、お詫びいたします。

ということでライブのほうは、練習してたのにキーをはずしたりすると、ジャンプに失敗するフィギュア選手の心境でした。それでも一応OK頂いて、出られるときはこのラーメン屋さんバンドの定例ライブにキーボードで参加させて頂くことになりました。音楽演奏はいい気分転換になるので、私も楽しみです。

2010年4月10日土曜日

明日、サロン・ド・シモンです

ずっと先のことだと思っていたのですが、もう明日のことになってしまいました。
明日はサロン・ド・シモンで、四谷シモンさんとお話をさせて頂きます。シモンさんは「状況劇場」で即興の演技でならした方だけに、今回も特に打ち合わせはせず、当日ぶっつけ本番でということになりました。シモンさんにはいつも取材させて頂く立場だったので、明日はちょっと緊張します。今までの仕事が分かるような資料も若干持っていきます。
実は私も即興は大好きです。その時でなければ出てこない勢いや衝動のようなもので、空気を動かす感触が得られたときは、なんともいえません。即興の人形セッション、どうなることでしょうか。

その勢いで、明日は夜には地元のライブハウスでオールディーズ専門のバンドにキーボードでゲストで出させて頂くことになってます。このバンドは地元のラーメン屋さんのつながりのバンドなのですが、皆、クラブなどで演奏していた元プロです。渡された曲17曲! 私は楽譜が読めないので完全コピーが得意ではありません。コードと耳が頼りですが、後はプロにフォローしてもらってなんとか、、、「青い影」とかもやってしまいます〜。
ちなみに会場はこちらです。
これが終わったら、世界創作人形展の準備に邁進します。

2010年4月7日水曜日

世界創作人形展ウェブ更新しました

世界創作人形展の参加作家、イベント内容など確定してきましたので、先ほど公式ウェブサイトを更新しました。

・イギリスのスーパーフロックは、ギリギリまで検討していたようですが、残念ながら今回は来日見合わせという返事が昨日届きましたので、リストにはお名前が入っていません。ご本人達からも「残念です」というコメントを頂きました。
・丸善の店置き用のチラシを作成しました。まだ印刷はできあがっていませんが、公式ウェブの「flyer」からデータをダウンロードして頂ければ、紙面をご覧頂けます。
印刷物はできるだけ多くの写真をご覧頂けるように、コヤーラ・クラブに同封したチラシからはじまり、掲載写真も文面も毎回少しずつ変えています。写真は多くの作品写真を見て頂くために、図録に載らない写真も含まれておりますので、毎回違う内容をお楽しみください。

2010年4月4日日曜日

アンナとアレナ

世界創作人形展のウェブサイトを更新しました。
実は今まで情報が揃わなくて、注目のロシアの新人作家たちを紹介したくてもできずにいたのですが、なんとか揃いましたので、アップしました。
ちょっとクレイジーなぬいぐるみのアレナ・ズィレンキナと、過激で美しい造形のアンナ・バルスカヤ。アンナは、本人のポートレートをみて、驚きました。出品作のタイトルが「ビート・イット」だったので、これは人形かと思ってじっと観察してしまったほどです。最近は写実的な人形のはやっているので・・、でもアンナは写実性を志向していないので、やはりこれは本人ですね。

ところでオランダのへニー・コフリーから、制作が間に合わず、小さな作品しか揃わないので今年は見送りますという連絡がありました。本人も、小さな作品だけで自分を評価されるのは本意ではないとのこと。それは理解できるので、次回に!という話になりました。
あとはスーパーフロックが、3月から始まったパリの人形美術館での展示に集中していたので、まだ予定が確定できず。来週中には、最終確定の作家リストが出せると思います。