2010年12月28日火曜日

コヤーラ・フェス2終了

26日には、無事にフェスを終了いたしました。
あたたかな思いのこもった作品の数々、年末の慌ただしさのなかでほっとする空間を作っていました。
会場風景は、チーム・コヤーラのウェブサイトでご覧になれるようにいたします。
出品された皆様、ご来廊くださった皆様、どうもありがとうございました。

2010年12月25日土曜日

コヤーラ・フェス2 開催中!



コヤーラ・フェス02,只今開催中です。
そのなかから、会場の様子が分かるものを一部ご紹介します。
(全員の出品作は、追ってチーム・コヤーラのウェブサイトでご紹介いたします。)
多くの出品者が、当日までほぼ徹夜で制作した最新作を持ち込んだり、送ったりしてくれました。
全国のベテラン・新人相まみえて、小さくても手間と心をこめた制作された人形や品々で、会場は賑やかな印象です。
会期は明日の午後6時まで。(本日は午後7時半まで)
ネットではわからない実物の存在感を、ぜひ会場でご覧になってください。
会場でお待ちしております。(写真撮影・西村FELIZ)





2010年12月22日水曜日

コヤーラ・フェス2始まります

今日は搬入、順調に皆様の作品が揃い、飾り付けも無事に終了しました。
どれも個性的な、粒ぞろいのtoy dollや小品が集まり、小さな会場ですが見応え十分!
クリスマスギフトにぴったりの素敵な作品も、和風、洋風、沢山あります。
明日から初日。
お見逃しのないように、ぜひ、高円寺にお出かけください。

ポポヴァ姉妹からのクリスマスメール

クリスマスが近いですね!
海外の作家から、Eメールでクリスマスの挨拶が送られてきます。
ポポヴァ姉妹からは、今年の新作の写真とともに元気そうな姿が届きました。
この新作、日本の旅行からの成果が反映されている感じですね。

コヤーラ・フェス2

今年も、コヤーラ・フェスを明日から26日まで開催いたします。
私含めチーム・コヤーラのスタッフの誰かがいつも会場に詰めております。
チーム・コヤーラやDFJでとりあげていたことなど、聞きたいことがある方や、おしゃべりしたい方もぜひ、どうぞ!
最近話題の高円寺、美味しいお店や個性派ファッションのお店を見るのも楽しいですよ。
ぜひ、お気軽に会場にお立ち寄り下さい。
年末は、高円寺へ!
さて、これから搬入です。

2010年12月18日土曜日

田中悠美子さんの「たゆたうた」

17日は、田中悠美子さんの公演「たゆたうた」を見てきました。
田中さんは義太夫三味線の修業をされた後、現代音楽やダンス、人形劇とのコラボレーションに意欲的に取り組くまれてきたとのことで、一度公演を見たいと思っていたのです。
今まで兵庫教育大学で教鞭をとられていたのですが、その職を辞して表現活動に専念することを決意されたそうです。その最初の公演になるというので、これははずせないと思って、会場の浅草のアートスクエアまで行ってきました。
田中さんとは私の開催した人形展を見に来てくださったときにお話をしたことがありますが、文楽だけでなく広く人形をご覧になり、お好きな方だということを知りました。
舞台は二部に分かれていて、一部は現代音楽からのアプローチによる義太夫の演奏、二部は安珍清姫をモチーフに演奏やダンス、映像によるパフォーマンスが行われました。
田中さんの演奏の技術の確かさ、人形を愛する人の可愛らしさ、新しい表現への挑戦と意欲が織り混ざった内容でした。
個人的に義太夫三味線は好きな楽器なので、わがままを言えば一部での演奏をもっと突き詰めて頂き、それを堪能したかったと思いました。

2010年12月11日土曜日

懐かしき再会


「ドールアート展2010 in うつくしま」で行われる人形コンテストでは、昔人形青山の青山恵一さん(写真左)と初回から審査員をさせて頂いてます。それにマリア書房「瞳」の編集長、吉川智香子さん(右)も加わるようになり、前回から三人で講評をさせて頂いてます。
DFJを終刊してからはお会いする機会が少なくなってしまったお二人に、福島で再会しました。青山さんの「人形気分」懐かしいですね。吉川さんのキャラクターも楽しく、三人とも、講評スピーチを前に緊張して、実は食事も飲み物も落ち着いてとれなかったのですが、開き直りのポーズです。私はその後、大竹さんと山岸氏のトークの司会もありました。山岸氏のブログにもそのシーンが掲載されておりましたので、ご関心のある方は山岸氏のブログの12月7日をご覧下さい。

2010年12月10日金曜日

ドールアート展2010 in うつくしま

福島県の大竹京さんが、今年も「ドールアート展 in うつくしま」を開催しました。
12月7日オープン、12日まで、福島駅前のMAXふくしまにあるA・O・Z(アオウゼ)特設会場で開催中です。
隔年で開催、今年で6回目を迎えるということは、足がけ12年を経たイベントです。
教室展に加え、毎回招待作家を呼び、全国の人形公募展まで開催されています。
特に全国公募展は私も経験していますが、作業ひとつとっても大変です。
正直言って、最初の頃はこれが続くのか不安でしたが、舞台の裏側での教室の生徒さんの尽力があってこそ続いていると言ってもよいでしょう。言葉通り、「有り難い」作業だと思います。献身的なお仕事ぶりに、頭が下がります。
今年も100点近くの応募作が集まり、審査をさせて頂きました。
例年に比べると、初心者の作品が多く見受けられました。表現しようとしているものに一途に向かっている勢いを感じました。
レセプションでは、懐かしき昔人形青山の青山さんと共に講評を担当、そして、大竹さんの最新写真集「球体関節人形」を撮影された写真家の山岸伸氏も東京から出席、大竹さんと山岸氏のミニトークショーの司会をさせて頂きました。
下記写真は、実行委員会事務局の吉野氏にご提供頂きました。









2010年11月25日木曜日

コヤーラ通信4号

本日、発送手配しました。
早いところで27日から配達されます。
今回はロシアのArt of the Dollsのリポート満載の誌面です。
今回から、通信を印刷に出すようにしましたので、いつもより仕上がりのきれいな誌面になっています。
コストかかっているように見えますが、実は今までのPCのプリントアウトより低コストなんです。PCのプリンターのインクは結構、高いものです。それで計算した結果、こうなりました。
コヤーラ・クラブの皆様、どうぞ、お楽しみに!

2010年11月16日火曜日

岩切氏の作品


岩切氏の作品をご紹介します。
1994年5月、私にとって2本目の人形展企画となった茅ヶ崎のギャラリー「俊」への出品作です。このために、新作を制作してくださいました。
岩切氏は詩情あふれる洋画のワンシーンのような構図に、確かな造形力と技術を融合させ、夫人の映幹子さんの作品とともに、幅の広い表現の世界を見せてくれていました。






人形界全体の将来を気にされていて、そういう話になると熱く盛り上がったものです。
本当に、もっと活躍して作品を見せて頂きたかったのに、残念です。


2010年11月14日日曜日

岩切克樹氏の告別式

以下の日程でとりおこなわれるそうです。

お通夜:16日(火) 18:30
ご葬儀:17日(水) 11:50
会場 みやそう会館
〒880-0844 宮崎市柳丸町62番地
TEL 0985-23-4444

*

ドール・フォーラム・ジャパンをご購読頂いていた方は、「誌上展」の講評者としてお名前をご記憶されているかもしれません。
創作人形の作り手の意識や造形力について、問題意識をもち、意識の改革を目指している方でした。私も岩切氏にいろいろな方を紹介して頂いて、これまでの仕事につながるきっかけを頂きました。
宮崎に戻られてからは作品を見ることがほとんどなくなってしまいましたが、まだまだこれからもご活躍頂きたかっただけに、本当に残念です。

合掌

岩切克樹氏 訃報

昨晩、大変残念な知らせを受けました。
宮崎在住の岩切克樹氏が亡くなられたそうです。
詳細情報がまだありませんので、入り次第ここでまたお知らせいたします。

岩切氏は多摩美術大学在学時に、故山辺知行氏の薦めで人形制作を始められたと聞いています。
奥様の映幹子さんとともに、石塑に和紙を張り、落ち着いた詩情の漂う作品で、創作人形の新時代を担った重要な作家でした。
宮崎に戻られてからはサンアートアカデミーで後進の指導にあたられていました。
私もこの仕事を始めたときから、大変お世話になりました。
まだこれからも活躍できる方なのに、本当に驚くと共に残念な気持ちでいっぱいです。

心からのご冥福をお祈りいたします。

2010年11月10日水曜日

コヤーラ通信4号へのDM同封

昨日、ロシアのArt of the Dolls展の出品作品の返却発送を終了しました。
この展覧会は人形のみならず、ロシア有数のパペットアニメーションスタジオや絵画と人形をコラボレーションさせるギャラリー展示、人形をモチーフにした現代美術としての写真作品など、今までの人形展になり切り口で、参加したオルガ・ロエルやタチアナ・バエヴァなどのベテラン作家から「こんなに美しい人形展は初めて」という声を聞くなど、高い満足度を得ていました。
その様子のリポートは追々、チーム・コヤーラの通信を中心に関連のブログ・ウェブサイトを通してお知らせしていきたいと思っています。



【来年人形展をやるけど、12月のコヤーラ通信にはDMが間に合わない!】という方へ

例年、ひな祭りの頃、2〜3月は人形展が多く行われます。
「チーム・コヤーラ」の「コヤーラ通信」にはいつもDM同封をしておりますが、次の「コヤーラ通信4号」は、12月1日に会員の方に届く予定で準備を進めております。次号は来年3月1日着予定となりますですので、2月開催の方は「4号」の同封対象となります。
もしDMができていなくても、会場と日時・また可能であればイメージ画像(写真)があれば、チーム・コヤーラで簡易DM〔同封分)を制作・印刷を請け負い同封するサービスを行っております。
ご利用を検討される方は;

http://www.ab.auone-net.jp/~koyaala/koyaala-club.htm
【代理印刷物同封サービス希望の方】の項目をご覧下さい。
次号分は11月18日(木)までお申し込み(原稿ご用意済を前提として)を受け付けております。
関心の高い読者に展覧会や活動を効果的にアピールするチャンスです。
お知り合いの方にもぜひお勧めください。
ぜひ機会をお見逃しのないように!

2010年11月4日木曜日

このほど、モスクワの「Art of the Dolls」展に参加してまいりました。
その第一報です。
同展はクレムリンの広場にある「マネージ」という展示会場で、10月29日から31日まで3日間開催されました。
写真は日本セクションのブースです。






















土日は終日、館外まで入場待ちの列ができる盛況ぶりでした。
お客様は、人形ファンのみならず、家族連れから熟年の夫婦、若いカップル等々一般の方が多く見受けられ、皆熱心に鑑賞しておりました。


2010年8月2日月曜日

第1回コヤーラ・フォーラム


8月1日、暑い日曜日でしたが、お集まり頂いた皆様に深く感謝申し上げます。
四谷シモン氏も、今の作り手や情勢に対して思うところを語ってくださいました。
当日の様子は、チーム・コヤーラのウェブサイトやコヤーラ通信でご報告させて頂きます。
会場でご提案頂いたことについても、課題として実現に向けてチームで検討していきたいと思います。
これからも皆様のご意見やご提案などありましたら、チーム・コヤーラのウェブサイトにありますメールアドレスまで、ご連絡ください。

2010年7月27日火曜日

第1回 コヤーラ・フォーラム

8月1日、第1回のコヤーラ・フォーラムを開催いたします。
ゲスト・スピーカーに四谷シモン氏をお迎えし、会場の皆様と活発に意見や情報交換をする場としたいと思います。
一般の方も参加できますので、ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。

期日:8月1日(日)午後1時30分〜4時30分(受付開始1時)
会場:東京芸術劇場・5階中会議室
   東京都豊島区西池袋1-8-1
   TEL 03-5391-2111
   http://www.geigeki.jp/
参加費:コヤーラ会員1000円 一般2000円
予約不要

使う会場は「5階中会議室」となります。
東京芸術劇場の正面玄関を入ったらすぐに、5階へ直通の青いエスカレータがあります。
そのエスカレータで5階まで行き、自動ドアを通った奥が、会場の中会議室です。
受付は中会議室となります。

アクセスマップ
http://www.geigeki.jp/access.html

チーム・コヤーラ URL
http://www.ab.auone-net.jp/~koyaala/index.htm

2010年7月2日金曜日

『映像+』にポポヴァ姉妹の記事

世界創作人形展に出品したロシアのポポヴァ姉妹について、7月発行の『映像+(プラス)』(グラフィック社発行)に記事を寄稿させて頂きました。『映像+』は映像クリエイターのためのムックですが、造形美術としてのポポヴァ姉妹の人形に関心を持って頂きました。



今回は特殊メイクアーティストを特集していて、面白そうです。ポポヴァ姉妹の記事はその枠ではありませんが、特殊メイクは言い換えれば、リアルで生きている人間を、人形化するような作業といえるかもしれないですね。
以下、発行情報を転載します。7月25日発行ですが、7月初めには店頭に並ぶそうです。
書店でぜひ、お手にとってみてください。
また、グラフィック社の『Dolly*Dolly』でも世界創作人形展を取材してくださっています。掲載情報が入りましたら、またお知らせいたします。



●7月25日発売!
「映像+9 特殊メイク・アーティストの現場」
176ページ/B5変型 /1900円(税別)

特殊メイク・アーティスト・マガジン・ジャパン!!
●巻頭は2度のアカデミー候補になった日本(世界)を代表するアー ティスト、辻一弘をプライベート・アトリエで本邦初取材!!! 
今まで聞いたことのないエピソード満載のロングロング・インタビュー、作業場大公開。作品紹介では貴重なメイキング写真、
素材や手法、かかった時間、メイクの裏話などをたっぷりと解説。
●特集は最前線 で活躍する第二・第三世代の特殊メイク・アーティスト(松井祐一/米塚尚史/梅沢壮一/西村喜廣/AKIHITO/藤原カクセイ/百武朋/中田彰輝)が集結! 
日本の特殊メイク業界、 最前線の現場をリアルに紹介。現場メイクのハウツーも豪華!

2010年6月27日日曜日

日曜美術館

ご報告が遅れましたが、タマラ・ド・レンピッカの特集がNHKの日曜美術館で放映されました。
タマラが好んで描いたカラーの花をバックに、ゲストで出演した美輪明宏氏の髪の色が美しかったです。タマラとアール・デコについての解説は的確で、本当にその世界との関係の深さを感じました。
図録を作ったときに私が取材させて頂いた石岡瑛子さんも、晩年のタマラに関する語り部として登場。ターセム監督の撮影でモントリオールに詰めていらっしゃることが多いと聞きましたが、取材もモントリオールでされたようです。
この番組は再放送がありますので、見逃した方はぜひご覧になってみてください。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/
展覧会は兵庫県立美術館で7月25日まで開催されています。

2010年6月15日火曜日

橋本清さんの人形



先だっての日曜日、13日に浜松町の産業貿易センターでドールワールドフェスティバルに行ってきました。前回取材で伺ってから久しぶりだったのですが、若手の可愛い人形を作る作家さんたちが増えているようでした。
そのなかで自分にとって、今回びっくりな発見がありました。
橋本清さんが出品されていたのです!
橋本清さんと言っても、ご存じないかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
1970年代、私が高校生のときに衝撃を受けて創作人形に興味をもつきっかけとなった雑誌「芸術生活」(廃刊)の人形特集で、カラー3ページにわたり作品が掲載されていた方です。シモンさんや寿三郎さんの当時のパワフルな人形と肩を並べて紹介されている妖しく愛らしい人形の写真に、時間を忘れて見入ったものでした。
その実際の作品には、DFJを出しているときに一度だけ見ることがありましたが、ご本人にはたどり着けず、私にとっては橋本さんはミステリアスな存在だったのです。
13日は会場を歩いていて、存在感のまったく異なる人形が並んでいたのに気づきました。そしてまさかと、ちょっと自分の目を疑いました。こんなに何気なく出会うなんて、失礼ですが最初は橋本さんの人形のコピーかと不信感を持ってしまったほどです。でもご本人!
人形は、天野可淡さんの古い人形と同様の魅力を感じます。
橋本さんの布の人形は、古くなるほどいい感じになるようです。非売品のからくりの眠り人形もため息がでるほど素敵!
今はディスプレイのお仕事で忙しくされているようですが、デザインフェスタなどでも作品を発表するようになられたそうです。
このブログのタイトルから、橋本さんのウェブサイトにリンクをはりましたので、ご関心のある方はぜひご覧ください。
資生堂の「ザ・ギンザ」のディスプレイもされていたのですね。知りませんでした〜!

2010年6月2日水曜日

スパムメールにご注意ください!

先日、Shtyle.fmというSNSから、アメリカのゲイル・ジマーの名前で招待メールがきました。
私はミクシィを始め、会員制のSNSには参加しない方針なのですが、ネット情報通のゲイルからは、メディアやeBayなどのサイトから情報が送られてくるので、今回も「自分の写真アルバムをシェアしたい」というメッセージを信じて、気が進みませんでしたがメンバー登録してしまいました。
それでゲイルのページに入ってもアルバムらしきものがないので、ゲイルにメールで聞いたのです。そうしたら、彼女の友人で、このSNSに入っていたインド人がアドレス帳のデータを盗まれて、盗まれた先のゲイルのアドレス帳にも入りこみ、そこにあるリストに向けて、Shtyle.fmの招待状がゲイルの名前で送られてしまったそうです。
私はその質問をする前から、やはりこのSNSは気に添わないので退会しようと、すぐに退会手続きをとろうとしたのですが、それらしき案内がなかなか探し出せません。担当者にもメールで質問を送っているのですが、返事がありませんでした。
ネットで、このSNSのトラブルを検索すると、既に同様のスパムメールの被害がたくさんあがっていました。
私が登録したのはフリーメールのアドレスではないのですが、それでも大変不安です。万が一私から「写真を掲載しているので〜」と招待状がいったとしても、絶対に登録しないでください。私はいかなるSNSにも参加しておりません。
もし思い当たるメールを受け取った方には、申し訳なく思います。その際はご一報頂ければ幸いです。tel 042-395-7547

この手口と、万が一登録された場合の退会方法は、こちらの方が書かれていましたので、ご参考にしてください。私も退会しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/tksoft/59813652.html

2010年5月30日日曜日

河野甲レザーワーク展

今日が最終日になってしまいますが、河野甲さんのレザーワーク展を見てきました。
河野甲さんは、人形作家の河野滋子さんのご主人です。

河野甲さんは革で、昆虫や動物をモチーフに造形作品を作られています。その質感は一見、金属の硬質感や重量感、磨き上げれた木の深い柔らかさを思わせますが、素材が革なのです。それを知ることが、視覚と知識の間に心地よい軋みを感じます。そして河野さんの完璧な仕事に通底している静謐感は、職人性と作家性を融合されている優れた例だと思います。大きな作品には、昆虫の世界や姿に対する河野さんの観察と思考の深さが、その造形に映し出されています。
会場であるギャラリーは、根付けを扱ってらっしゃるようですが、河野さんのような現在の作家にも注目されており、面白い仕事をされていると思いました。
(コヤーラのブログにも投稿)

と、書きましたが、ここに追記します。この展示では、昆虫の世界だけでなく、展示タイトルが「獣貝草虫の博物誌」とあるよに、他の生き物もあり。蝸牛のオブジェは、その「張り付いている感じ」と動きの描写が圧巻でした。

2010年5月24日月曜日

コヤーラの展覧会情報ブログ

チーム・コヤーラで、人形展展覧会情報ブログをつくりました。
http://koyaala.exblog.jp/
展覧会が終わってからも、見に行かれた方の感想や批評などのコメントをブログから書き入れることができます。但し承認制をとっておりますので、ご了解ください。
展覧会情報がありましたら、チーム・コヤーラ宛に写真・会期・時間・会場住所・連絡先その他の情報をお送りください。
よろしくお願いいたします。
http://www.ab.auone-net.jp/~koyaala/

2010年5月20日木曜日

船本恵太さん、ラジオ出演

パペットアニメーションで活躍している船本さんが、22日にラジオFM放送のJ-WAVEに出演されるというお知らせを頂きましたので以下に転載します。人形のお話もされるとのことです。電波の届く方はぜひ!

J-WAVE 「Levi's CROSSOVER JAM」
5月22日(土)20:00〜20:54

塚本晋也監督と人形アニメーション監督船本恵太による対談。ストップモーションについてのお話はもちろんのこと、球体関節人形や暗黒舞踏やナゴムやクエイ兄弟やシュヴァンクマイエル等のお話、さらに「狂気について」「都市について」「身体について」「リアルについて」「創作の原点について」「CGと3Dについて」等についても語り合います。

告知映像
http://www.youtube.com/watch?v=KNq4leZ1Tjc

番組サイト
http://www.j-wave.co.jp/original/crossoverjam/

ネットでもJ-WAVEが聴けるようになりました。こちらです。
http://radiko.jp/

2010年5月12日水曜日

ひなげし追記

昨日、「ひなげし」が「時計仕掛けのオレンジ」の女の子版と書きましたが、ちょっと簡単にまとめすぎてしまったので、補足を。
私の見た狭い範囲ですが、チェコの映画はイジイ・バルタなどを見てるいると、耽美的でアグレッシブな映像美術を展開しながらも、テーマは反戦などの社会的なメッセージが明快なものが多いように思います。「ひなげし」でも、若くて可愛い女の子が、ことあるごとに「お腹空いた」と言いながら、飽食と享楽の生活の果てに、クライマックスではフォーマルディナーの食卓のテーブルと料理を食い荒らし踏みにじります。しかし反省をしてそれを元に戻そうとして掃除を始め、これで片付いたと思ったところで結末は・・。
この作品は、発禁処分を受けた秘蔵のフィルムだったらしく、それが公開されるようになってからはそのファッションやサイケデリックな描写が取り立てて評価されているようです。しかし私の世代にとっては、そういうところは過去の反復されたイメージにすぎず、それを繰り返し見せられることに殊更興味はわきません。若い世代はともかく、それがビジネスになるからとブームをあおるなかに我々の世代がいるならば、その思惑を考えると気恥ずかしくなります。
それよりも、日々享楽のみを求め飽食に明け暮れる現代日本人の姿とダブるところが多々あるように思いました。三浦展氏が「下流社会」関連の著書で警鐘をならしている現代日本社会の構図にも、この映画に通底して流れる「危機感」のセンスと共通するものを感じます。
そういう意味では、とても現代にマッチする映画だと思いました。

チェコ舞台衣装デッサン展

今日は早稲田演劇博物館に、チェコ舞台衣装デッサン展を見てきました。
サロン・ド・シモンのときに、ポポヴァ姉妹の通訳で助けてくださった上田洋子さんは、この演劇博物館で助手をされています。この展示も上田さんの企画だというので、楽しみに見て来ました。
早稲田演劇博物館は、一度は行きたいと思いつつ、今までチャンスがなかったのでいい機会でした。その古い洋館も素敵で、古い木枠のドアを開けたときの空気と匂い、一気に何十年もタイムスリップするかのような重厚さでした。上田さんの企画のチェコ舞台衣装デッサン展では、「ロボット」という名称を生み出したヨゼフ・チャペックの原画を見ることもできました。レンピッカの仕事をした記憶が新しいので、1920年代におけるアールデコの関連でも興味深く鑑賞しました。
同展は5月20日まで。
http://www.waseda.jp/enpaku/introduction/index.html

帰りは高田馬場駅への道なりで、早稲田松竹で上映中のカルト・ムービーの二本立、チェコの「ひなげし」と、ロシアの「不思議惑星ギンザザ」を鑑賞。
「ひなげし」は、「時計仕掛けのオレンジ」の女の子版のような印象を受けました。悪女的な女の子が勢いよく物を食べるシーンが印象的で、シュヴァンクマイエルも「食べる」シーンをしつこく描写するのは何故かいな〜と、見ていてお腹一杯な感じになりました。その次の「ギンザザ」ではナンセンスギャグとジャンクアートのてんこ盛り、好きなセンスだけれどこれにもお腹一杯で、笑うにも力が出てこない、という体力勝負の二本でした。
く〜っ!

2010年5月7日金曜日

第2回世界創作人形展終了しました



去る4日、二回目の世界創作人形展が終了しました。
今年は飛び石連休ではなくて、5連休、しかも快晴となったためか旅行などに出向かれる傾向があったようですが、お休みなりの忙しい時間のなか、会場にお越しくださいました皆様には、心から感謝申し上げます。
後半は暑さも感じるほどの初夏の陽気に、海外勢は少しバテ気味。でもロシアの若いカップル達は意欲的に東京探索。カツャ・ポポヴァのパートナーのミハエルは、来日直後から「海はあるの? 泳げるの?」の質問ばかり。まだ季節じゃないけど・・と、ウルトラモダンな風景を楽しめるモノレールを使ったお台場海浜公園コースをお勧めしたら、ミハエルはしっかり泳いできたそうです。
それは余談ですが、人形のイベントもいくつか重なった時期でもあったので、海外の作家との交流の機会をもっと多くの方に利用して頂きたかったと思いました。フリートークも、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアのそれぞれ成長段階の異なる市場の実情が伺えて、考えさせられました。
他にもあれこれ思うこと多く、片付け作業などをしながら考え続けていきたいと思っています。

世界創作人形展は、グラフィック社の「映像+」、同社の「Dolly Dolly」、飛鳥新社の「季刊エス」で取材されました。
もちろん、「コヤーラ通信」も世界創作人形展リポートを掲載します。
DFJ時代から、しっかりした文章で興味深い感想をいつも送ってくださっていたFさんにリポートをお願いしたら、快諾して頂きました。私も楽しみです。お楽しみに!

2010年5月4日火曜日

会場じゃないと見られないシリーズ3



いよいよ展示も今日が最終日。
初日に、ポポヴァ姉妹から私へと、特別なプレゼントを頂きました。
それがこれです。私の名前も刻印されていてどうしよう!と思うくらい嬉しいギフトでした。
作品としても素晴らしいものなので、了解を頂いて彼女たちの作品の横に飾らせてもらっています。

2010年5月3日月曜日

会場じゃないと見られないシリーズ2




ロシアのリディアのBJD(球体関節人形)、Flumoという粘土を使った一点物です。
球体関節人形に惹かれてそれだけを目指して独学で制作を始めた、ロシアでもニュータイプの作家。
まだ赤ちゃんを子育て中のお母さんですが、とても頑張ってます。小さなボディに精巧な関節。ポージングも楽で、安定しています。1m半から落としたこともあるそうですが、壊れなかったとか。関心のある方は、明日で展示が終了。ぜひこの機会にご覧になってみてください。

2010年5月2日日曜日

会場でないと見られないシリーズ



世界創作人形展の会場からの写真を、公式ウェブのトップページの写真に追加しました。
会場でなければ見られない人形の表情、風景や空気。
写真ではそのほんの一部しかお伝えできません。
写真は、ネル・グロッテデのサーニットで作った赤ちゃんの人形です。
人形との出会いは一期一会。
お見逃しのないようにぜひ、会場に足をお運びください。

2010年4月30日金曜日

展示始まりました


美しい双子姉妹、ポポヴァ・シスターズとそのパートナーたちです。
まだみな、二〇代! 初めての東京に興味津々。エレナのパートナーのイゴールは音楽活動をしている人で、彼の音楽が会場でかかっています。

初日には会場で作家のご挨拶に続き、オアゾにある沖縄料理屋さんで気取らないオープニングの食事会で盛り上がりました。5月5日が姉妹の誕生日なので、先行して誕生日のお祝いで「ハッピーバースデー」の大合唱。そうしたら、お店からシャンパンのサービスが! 大いにもりあがりました。
それから二日目の29日には作家とのフリートーク。各国の作家活動事情を話し、何のために制作しているのか、生活はどうやっているのかなど、実情を話しながら各国の状況の違いがわかりました。

2010年4月27日火曜日

本日搬入

世界創作人形展、本日は搬入です。
アイスランドの火山噴火の影響で、出品作品の到着が軒並み遅れて肝を冷やしましたが、リディア以外の人形は間に合いました。リディアの人形=ロシア期待の球体関節人形作家です=が、現在通関中。本日の発送に間に合わないことがわかったので、輸送会社に会場に直接搬送の依頼をしました。
でも、会場直接搬送がもっと多いかと思っただけに、ほっとしました。
海の向こうでも、搬入までの配達を心配していた作家に次々に報告、ここ数日トラッキングと状況報告に明け暮れておりました。
残念なこともありました。ロシアの作家ばかりにおこったのですが、今のところ出品作品のうち、4点が輸送中に悲しい損傷にあいました。ショックでしたが、そこは修理や調整して展示させて頂きますが、何も出品できないという作家が出なかったことは、幸いです。
ドルスバラードの齋藤社長が、SL好きなので細かい作業が得意。人形の修理もうまくやってくださるので、こういうときに心強いものです。

さあ、明日から展示が始まります。
オランダ勢は既にホテル入り、ポポヴァ姉妹も今朝成田着で、今頃はホテルにチェックインしているはず。アメリカのアーリンは、成田に午後に着くので、会場に直行、というか飛び込んでくるでしょう。
会期中には、来日作家とのイベントもありますので、この機会にぜひご参加ください。
興味深い話が聞けること、請け合いです。
会場にいるときにも、気楽に声をかけてみてくださいね。
私もなるべく会場におります。では、明日から開幕。
国内の作家の方も、力の入った作品を出して頂けそうで、今日はそれぞれの箱からどんな作品が飛び出してくるのか、楽しみです。
では、行ってきます!

2010年4月24日土曜日

ネルとのやりとり


ネルからも、先ほどリストが届きました。
出発直前ですね・・。

ネルは直前に膝に針がささって、歩けなくなっていたそうです。それが抜けるまで大変な思いをしたとか。同行のティネは、昨年来日した後に背中の大手術を受け、その後も歩くのが困難だったり今でもまだ痛むとか。
イヴォンヌは元気ですが、二人の体の具合は気になります。
長いフライト、くれぐれも気を付けて来てね、とメールを送ったら、ネルからは
「そうよ、あなたが声をかけたのは、年取ったハンディキャップのある女たちばかりよ!!!
でも飛行機で飛んでいける限り、私たちは行くわよ!」とネルらしいパワフルなジョークが返ってきました。
オランダの作家たちはいつも豪快で明るく、昨年も自分たちを「ダッチ・チーム」と言って楽しく賑やかに過ごしてました。お互いに助け合って、チームワークもすごくいいのです。国民性でしょうか。
ネル、ティネ、イヴォンヌに、ぜひ会場でお会いになってみてください。

イヴォンヌ!

出品リストは〆切というものがあります。
オランダの3人組は明日の飛行機で東京に向かってきます。(フライト通常運航だとのことで、良かった!)
そして、その3人のうちの二人、イヴォンヌとネルのリストが届いていないので、メモで良いからと催促をしました。
来日組は、前日まで制作をするという人が何人かいます。リストを作るのは二の次になってしまうのでしょう。だから、私の催促がどんなパニック的状況を起こしているかを考えると気が重いのですが、そこは公平に。
そうしたら、イヴォンヌからきました。メモ程度で良いというのに、3時間くらいかけて30本近いメールで、それも一本に3MBくらいの写真を一点ずつつけてです。
昨年も同じスタイルで(それも図録編集中に)送ってきたので、それを止めてほしいと思って、「リストは写真は付けなくていいから」と書き添えたのに、今回も昨年のスタイルできました。
3MBって、印刷に使えるデータ量です。きっといつか印刷に使うことを考えて、大きいデータで撮影したのでしょう。
彼女からは人形が命を得たように作り込むのに今までずっと制作をしてきたの、というメッセージが。きっとひとつひとつ、きちんと見て欲しいのだろうという気持ちがデータの重さと共に伝わってきます。
普通のビジネス感覚で言えば、彼女のやっていることは海に吼えたくなる行為なんですが、可愛い・・・。
そしてネルはさっき、これからリストを送ると書いてきた・・・。
明日は彼らは飛行機に乗っている・・・。



2010年4月23日金曜日

世界創作人形展図録表紙


今年は28ページの図録です。前回に続き、ポポヴァ姉妹の作品のパワーを借りました。この作品は、今回の展示向けに作ってくれたTawret(タウレトというエジプト神)という作品です。
チラシもこの写真で作りましたが、そこには「文化的先住民、人形。」というコピーを入れました。それは以前から私が思っていることで、今度ちゃんと文章にまとめたいと思っている考えです。

アイスランドの噴火騒ぎ、やっと飛行機が飛び出したようですが、ロシアの作家が発送した作品は横並びでロシアに留まってます。ノルウェーのシセル・スキレも予定通りに発送するつもりが待機となり、今日、やっと発送できたと連絡がありました。輸送事情も混み合って混乱していると思いますが、この混乱が早く収拾してほしいものです。

2010年4月21日水曜日

Volcano!

アイスランドの火山噴火、気になりますね。
確かに、こちらに向かっている欧州作家の作品に遅れが出るかもしれません。
今、あちらの作家とトラッキングナンバーのやりとりをして、経過を見守っているところです。
来日作家のフライトにも影響が出なければ良いのですが・・・。

遅くなりましたが、「世界創作人形展」のトップのスライドショーの画像に、新しい画像を少しずつ入れています。日を追って内容を少しずつ変えていくつもりです。
お見逃しのないように。DMにもチラシにも図録にも使えない画像も、こちらでお見せしていくつもりです。

2010年4月17日土曜日

世界創作人形展図録

入稿作業すみました。これで問題なければ初日には図録の顔が見えるはず・・。

今回はできたての出品予定の作品写真が前回より多くなった感じがします。
こちらも写真のパワーに動かされますね。
図録というのは、もうひとつの展示会会場といってもいいかもしれません。特に人形の場合はそうだと思います。

図録に入れられなくて残念、という写真など、いろいろお見せしたいものも含め、世界創作人形展のウェブサイトを更新する予定です。
更新したら、またこちらでお知らせします。

2010年4月16日金曜日

絶賛図録制作中

世界創作人形展の図録を作っております。
あともう少し・・・。かな。

2010年4月12日月曜日

ナターシャ・ゴルブノヴ

世界創作人形展で、アーティストのページにあるロシア人作家、ナターシャ・ゴルヴノヴの欄に、作者のウェブサイトのアドレスをリンクしました。
また日本語での名前の表記も、今までナタリヤ・ゴルヴノヴァとしていたのを現状に統一いたします。本人に確認したところ、正式にはNataliyaなのだそうですが、日本語で発音するにはNatashaが妥当なのだそうです。
他の方も、同じロシア人同志でも、同じ人の名前を違う英語スペルで表記しておくってくることがるので、ロシア人名のカタカナ表記って難しいと、つくづく思っています。

サロン・ド・シモン

昨日会場にお越しくださった皆様、ありがとうございました。
私のような黒子が出て行ってもいいのだろうかという懸念がありましたが、意識の高い方がたくさん集まられ、私の方が刺激されました。シモン氏のおかげで有意義な時間をもたせていただきました。感謝です。
本来ならば、ちょっとお酒を飲みながら気楽なおしゃべりの会だそうですが、私の場合はどんどん話が固くなっていってしまいました。でも皆さんには話の内容を喜んで頂いたようでほっとしています。
一つ反省。亡くなった母によく注意されていたのですが、私は男言葉で話してしまう癖がありまして、自分で思い起こしても昨日は、亡き母が眉をひそめるような言葉遣いをしておりました。お聞き苦しいところがあったところは、お詫びいたします。

ということでライブのほうは、練習してたのにキーをはずしたりすると、ジャンプに失敗するフィギュア選手の心境でした。それでも一応OK頂いて、出られるときはこのラーメン屋さんバンドの定例ライブにキーボードで参加させて頂くことになりました。音楽演奏はいい気分転換になるので、私も楽しみです。

2010年4月10日土曜日

明日、サロン・ド・シモンです

ずっと先のことだと思っていたのですが、もう明日のことになってしまいました。
明日はサロン・ド・シモンで、四谷シモンさんとお話をさせて頂きます。シモンさんは「状況劇場」で即興の演技でならした方だけに、今回も特に打ち合わせはせず、当日ぶっつけ本番でということになりました。シモンさんにはいつも取材させて頂く立場だったので、明日はちょっと緊張します。今までの仕事が分かるような資料も若干持っていきます。
実は私も即興は大好きです。その時でなければ出てこない勢いや衝動のようなもので、空気を動かす感触が得られたときは、なんともいえません。即興の人形セッション、どうなることでしょうか。

その勢いで、明日は夜には地元のライブハウスでオールディーズ専門のバンドにキーボードでゲストで出させて頂くことになってます。このバンドは地元のラーメン屋さんのつながりのバンドなのですが、皆、クラブなどで演奏していた元プロです。渡された曲17曲! 私は楽譜が読めないので完全コピーが得意ではありません。コードと耳が頼りですが、後はプロにフォローしてもらってなんとか、、、「青い影」とかもやってしまいます〜。
ちなみに会場はこちらです。
これが終わったら、世界創作人形展の準備に邁進します。

2010年4月7日水曜日

世界創作人形展ウェブ更新しました

世界創作人形展の参加作家、イベント内容など確定してきましたので、先ほど公式ウェブサイトを更新しました。

・イギリスのスーパーフロックは、ギリギリまで検討していたようですが、残念ながら今回は来日見合わせという返事が昨日届きましたので、リストにはお名前が入っていません。ご本人達からも「残念です」というコメントを頂きました。
・丸善の店置き用のチラシを作成しました。まだ印刷はできあがっていませんが、公式ウェブの「flyer」からデータをダウンロードして頂ければ、紙面をご覧頂けます。
印刷物はできるだけ多くの写真をご覧頂けるように、コヤーラ・クラブに同封したチラシからはじまり、掲載写真も文面も毎回少しずつ変えています。写真は多くの作品写真を見て頂くために、図録に載らない写真も含まれておりますので、毎回違う内容をお楽しみください。

2010年4月4日日曜日

アンナとアレナ

世界創作人形展のウェブサイトを更新しました。
実は今まで情報が揃わなくて、注目のロシアの新人作家たちを紹介したくてもできずにいたのですが、なんとか揃いましたので、アップしました。
ちょっとクレイジーなぬいぐるみのアレナ・ズィレンキナと、過激で美しい造形のアンナ・バルスカヤ。アンナは、本人のポートレートをみて、驚きました。出品作のタイトルが「ビート・イット」だったので、これは人形かと思ってじっと観察してしまったほどです。最近は写実的な人形のはやっているので・・、でもアンナは写実性を志向していないので、やはりこれは本人ですね。

ところでオランダのへニー・コフリーから、制作が間に合わず、小さな作品しか揃わないので今年は見送りますという連絡がありました。本人も、小さな作品だけで自分を評価されるのは本意ではないとのこと。それは理解できるので、次回に!という話になりました。
あとはスーパーフロックが、3月から始まったパリの人形美術館での展示に集中していたので、まだ予定が確定できず。来週中には、最終確定の作家リストが出せると思います。

2010年3月30日火曜日

レンピッカ展図録通販

レンピッカ展の図録はお陰様でご好評を頂いております。
日本語で読めるレンピッカの資料としては、最新情報を交えた決定版といえます。
bunkamura・ザ・ミュージアムでは展覧会期間中、電話でのご注文(宅急便 代金着払・現金決済)も承っているそうです。
TEL.03-3477-9111(Bunkamura代表)
他にもレンピッカ関連のグッズがこちらでご覧になれます。

訂正
「ドクターG」の再現ドラマに子供達が演じたのは、会社員役でした・・・。

2010年3月27日土曜日

NHK BSの新番組「総合診療医 Dr.G」

NHKのBSで来週より毎週放送される「総合診療医 Dr.G」という新番組があります。
お医者さんの診断をめぐる新しい感覚のワイドショーですが、この番組の制作に私の子供二人が関わっておりまして、多くの方に見て頂きたく、ここで宣伝させて頂きました。
身内ネタですみません。
二人とも、DFJを出しているときには取材やデザインで手伝ってくれました。
ついでに言うならば、番組内の再現ビデオで医者や患者役でも出演するとのこと。
もしお時間が合うようでしたら、ご覧ください。
放映日時
NHK BS hi 毎週月曜日 21:30〜21:59
再放送
NHK BS hi 毎週火曜 7:00〜7:29 毎週金曜 12:00〜12:29
NHK BS 2 毎週木曜 20:00〜20:29 翌週月曜 9:00〜9:29

2010年3月26日金曜日

週刊NY生活

レンピッカ展の図録に、NYの石岡瑛子さんを取材したことはここでも書きましたが、その取材記をニューヨークで発行されている日本人向け情報紙「週刊NY生活」に投稿いたしました。
3/27号20ページに掲載されましたので、ぜひご覧ください。上のタイトルにリンクをはりました。
1000字とはなかなか難しい字数で、長くもなく短くもなく、沢山ある書きたいことをバランスとるのに苦心いたしました。
この情報紙は、日本でも東京、福岡などの紀伊国屋書店に空輸されているそうです。
NYの取材のとき編集長の三浦氏にお世話になったのですが、御礼に伺ったときにそのご苦労や信念を伺いました。
こだわってらっしゃることが、紙の媒体、他社の配信に頼らない自前取材ネタ、広告収入による経営であり、それで現在も成り立っているという努力の成果の情報紙です。今日では、あの新聞紙の材質の紙をアメリカで探すのはかなり困難なことらしいです。
かつ、紙媒体にこだわってもいますが、その情報をPDF版で全紙を見られるようにしたのもこの小さな媒体が業界で先鞭をつけたとか。昔の記事もアーカイブで読むことができます。
アメリカやNYの情報を知りたい方は、毎週この新聞を読まれると、かなりNY通になられること請け合いです。日本の媒体では伝わってこない興味深い情報や、鋭い視点のコラムが品番に見られます。
PDF版でしたら、定期購読は無料です。PDFの紙面でメールマガジンの登録をされれば、発行される度にヘッドラインを送ってもらえます。
ぜひ、ご覧になってください。

2010年3月23日火曜日

世界創作人形展DM


春めいてきましたね。今日は桜の花が咲いているのを見ました。
ポポヴァの来日準備でなかなか上がらない双六みたいなことをやっていましたが、もうすぐ先が見えてきそうです。
世界創作人形展のハガキDMができました。
ポポヴァ姉妹できたての最新作、オルガ・ロエルの「モーツァルト」ゲイル・ラッキーの「白ウサギの死を悲しむアリス」を入れました。
近日中にウェブサイトからもダウンロードできるようにいたします。
また、丸善丸の内店の店置きのチラシもこれから作りますが、そちらも同様に、ウェブでご覧になれるようにいたします。

2010年3月15日月曜日

サロン・ド・シモンのお知らせ

先日、エコール・ド・シモン人形展のオープニングにお邪魔させて頂きました。
今年は29回で、来年が30回になるそうです。
初めてエコール・ド・シモンをお邪魔させて頂いたのが十数年間になりますが、そのときにシモンさんが「宝物」と言って見せてくださったのが、毎年増えていく「エコール・ド・シモン展」の作品アルバムだったのを思い出します。
先日も別れ際に「これからの若い人を育てなきゃ!」と、強くおっしゃっていました。
私の仕事が、ささやかな一助になれば幸いですが、私が出させて頂く4月11日の「サロン・ド・シモン」の詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

4月11日(日) 午後三時より
エコール・ド・シモンにて。 会費1000円で要予約となります。
お申し込みはこちらからお申し込みください。3/15より受付を開始されているそうです。

(なお本日現在で、サロン・ド・シモンのお知らせの内容が私が急病のままになっておりますが(^_^;)、さすがに半年たちましてインフルは済んでます、ご安心を!

2010年3月10日水曜日

ご報告

・世界創作人形展ウェブサイトを、ちょこちょこ更新してます。ここにきて、海外の作家も写真をばんばん送ってきてますので、それが反映するようにしています。トップページのスライドショーの写真も、昨日より今日のほうが増えています。作家のフォト・アルバムも更新中。

・明日は紀伊国屋画廊で、第29回エコール・ド・シモン人形教室展がオープンします。
 昨年、サロン・ド・シモンに招かれていましたのに、私のインフルエンザ騒ぎで取りやめになった会について、4月11日に開催して頂くことになりました。また、世界創作人形展会期中には、ポポヴァ姉妹をサロン・ド・シモンのゲストにして頂くことも決まりましたので、明日は私もオープニングにお邪魔して、シモンさんにご挨拶させて頂く予定です。
 サロン・ド・シモンは定員予約制となっております。
 詳細は、エコール・ド・シモンのウェブサイトでご確認ください。詳しいことが分かりましたら、こちらでもご案内いたします。

・レンピッカ展、絶賛開催中! 東京近郊の方は、ぜひご覧くださいね。

2010年3月9日火曜日

世界創作人形展ウェブ更新しました

大変お待たせしており、申し訳ありませんでした。
「世界創作人形展」のウェブサイトをリニューアル、更新いたしました。
本日の時点で確認した内容を反映しております。
まだ未確認だったり情報を反映できていない部分があり、リンクが不具合なところもありますので、徐々に手直しして更新していきたいと思ってます。
申し訳ありませんが、予めご了承ください。
このウェブを作っている最中にも、海外から情報の更新の追い打ちがかかり、どこで締め切るかが微妙だったのですが、何はともあれ、全体の概要だけでもお伝えしたく公開に踏み切りました。
なお、昨年の内容はアーカイブとして、アドレスを変えて閲覧できるように致しました。
http://www.nonc.jp/worldningyo09/index.html
フォト・アルバムなどはそのままにしてありますので、こちらもお楽しみください。

2010年3月3日水曜日

レンピッカ展図録、できました



渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでのレンピッカ展はいよいよ今週の6日から。
図録は本日できあがってきました。どれどれ、うまくできたかな、と、設営作業真っ最中の会場へ。
できたてほやほや、ピカピカの図録がありました。
嬉しさがこみあげますが、まだ安堵感と不安が半々で、何ともいえない気分です。主催者の方も同じ気持ちでしょう。
レンピッカの絵は、どこかの美術館に集中して収蔵されているのではなく、個人のコレクター所蔵ばかりのものであり、かつ人気があるために今でもよく売買されているので、一堂に集めて展示をするのが本当に大変な企画だったのです。かつ、専門の研究者が少ないことから資料が乏しく、記述内容の整合性を確認する作業がとても大変でした。今、人気があがってきている作家だけに、これからも研究対象として資料が増えていくことでしょう。
この図録はそのなかでも、現在確認しうる最新の資料と情報をまとめた、日本では決定版といってもいいレンピッカ資料になるはずです。
あと手前味噌ですが、私がこの図録だけのためにNYまで出向いて取材した石岡瑛子さんの記事もお見逃しなく!
展覧会図録ですので、会期が終わりますと入手が困難になります。ご関心のある方は、ぜひ、この機会にお求めください。
http://www.ntv.co.jp/lempicka/index.html

まだ、レンピッカの実物の絵は、こういう機会でしか見られません。日本では実に、14年ぶりの展覧会ですから、次があるかどうかわかりません。
開梱中の絵を間近に見ましたが、それらの絵は、実にパワフルです。どん底の生活から自立した生活と栄光を、自分の力で勝ち取ろうとするレンピッカの気迫に満ちた絵です。展示のほうも、ぜひよろしくお願いいたします。

2010年3月2日火曜日

世界創作人形展ウェブ

そろそろ、コヤーラ通信が届き始めている頃でしょうか。
なかに、「世界創作人形展」の第一報を入れさせていただきました。
新しい参加作家からは面白い写真が届き始めているので、参考写真としてご紹介させて頂きました。
今、「世界創作人形展」のウェブサイトのリニューアル中です。しかし思うように仕事がはかどりません。「今作っていて、新作の写真を送るから!」という作家たちの写真を待って、原稿が一度に揃わないのです。
それで今は、できるところからやっており、今日はロシアの初出品の作家のデータを整えていました。写真を見ながら、工芸作品としての完成度の高さに感服しています。発想と造形、そして、飾るものとしての技術の確かさを感じます。そして、真面目なばかりでなくユーモアやウィット、玩具における狂気じみた勢いが、どれも計算されてうまくまとまっています。日本の人形ファンにとっては、人形は関節構造であることと顔の表情がポイントが高いのですが、欧米の作家にとっては人の暮らしの中に置く物として、人の形をどう見せるかという面白みがポイントなのでしょう。かって日本でもそういう人形創作が盛んに行われていましたが、体制的な表現が示され、表現の自由度がどんどん狭まっていったと思います。
ロシアの作家の作品を見ていると、改めて人形の表現の可能性を感じます。彼らのファンが日本にも増えていって欲しいと思っています。

2010年2月26日金曜日

コヤーラ通信1号発送しました

予定では昨日25日に発送を完了する予定でした。
いつもの宅急便の〆切にあわせて発送したところ、メール便は早めに出さねばならないそうで、本日付の発送となりました。発送作業が遅れてしまった10名ほどの方を先ほど発送しましたので、これですべて本日付で、コヤーラ・クラブの方への発送は完了いたしました。
25日付けの世界創作人形展の最新情報も入れ込みました。
もうすぐお手元に届くかと思います。
どうぞ、お楽しみに!

また、今回の同封に間に合わなかった方で5月末までの展覧会に関わっていらっしゃる方は、2〜30枚のDMをお預かりできますので、羽関オフィス宛までお送りください。初回発送分がほとんどなくなってきておりますので、これから入会される方向けに同封いたします。

2010年2月24日水曜日

苦戦!

私事で恐縮ですが、本日確定申告終了!
こんな時期に〜! と思いつつ、予約制だし延ばしてもどうせやらなければならない仕事なので、本日片付けてまいりました。
その後、コヤーラ通信の発送準備にとりかかりっ! と思い、作業を始めたところ、宛名打ちをするプリンターの調子が怪しい・・。とても疲れているらしくて、紙送りがうまくいかず、ミス打ちが続出。
しかし、今まで酷使してきた過去を思うに、よく耐えて頑張ってくれているとプリンタ君を責める気にもなれず、ともにいずれは老いていく身ゆえ、一緒に頑張ろうねえとなだめすかし、ただいま絶賛発送作業中です。
思えば、DFJを始めた頃はPCもなく、ワープロで打ち出したプリントをもって、近所のコンビニと往復しながら拡大縮小なぞして、レイアウト用紙に切り貼りして版下を作っていました。そのプリンタも性能が今のように良くなくて、いかに滲みを出さずにプリントするかあの手、この手。かつ、入稿前日、もしくは当日にプリンタが壊れるというジンクスもありました。入稿日の朝に、新宿にプリンタを買いに行ったこともあります。
スキャナーにいたっては、一点の写真をスキャンするにも30分くらいかかることがしょっちゅう。写真のデータをそろえるのは徹夜仕事で、スキャナーの音を聞きながら机の下で寝込んでしまったなどというのも十数年前の話です。
それを思えば今の作業環境は極楽、極楽。
ブログの更新だって、横でプリンタ君が仕事をしているあいだにできてしまう快適さ。

今回のコヤーラ通信は、すなわち、オンデマンドでここのプリンタ君に働いてもらってますので、当初モノクロを予定しておりましたが、カラーでお届けいたします。
明日25日、メール便で発送させていただきます。
地方によっては日数がかかるところもありますが、しばらくお待ちくださいませ。

2010年2月18日木曜日

第2回世界創作人形展

昨日、レンピッカ展図録の再校を戻しました。
コヤーラ通信も校正終了!

「世界創作人形展」の準備、これから全開でまき直します!!
作家との交渉は進めていて、素晴らしい写真も届きつつあったのですが、「世界創作人形展」のウェブサイトの更新ができずにおりました。
まだ昨年のままの表示になっており、申し訳ありません〜 (>_<)
遅くとも3月初めには更新して、最新情報をup to dateでお知らせいたします。
他の編集作業を進めながらも、今回もやはり、ロシアの作家との連絡に苦労しておりました。
ポポヴァ姉妹はじめ、日本に紹介したい作家がたくさんいます。作家間でも推薦してくださる方がいて、なんとか日本に作品を、、、と思っていますが、作品や来日の準備などを進めると、言葉と入国制度の障壁を実感します。

言い訳でしかないですが、そのために宣伝が遅れてしまいました。DMも早めに制作したかったのですが、できていません。ですので、来週発行するコヤーラ通信には、コヤーラ通信向け特別バージョンの世界創作人形展のDMを作り、同封いたします。
お楽しみに!

2010年2月10日水曜日

KOYAALA通信、編集中!

チーム・コヤーラのニュースレター「KOYAALA通信」の第一号を制作しているところです。
紙上展の応募も頂き、そろそろと出発準備という感じです。
チーム・コヤーラの業務を、HAZEKI officeで委託させて頂いたことに加え、この通信の編集もさせて頂いております。今回、入会のお申し込みされた方には、DFJの再来を喜んで頂く声が多く、私個人宛へのメッセージもあり、ブランクがあっても覚えて頂いたことに、改めて有り難く思いました。
しかし、この通信はDFJではありません。私はチーム・コヤーラを支えるスタッフの一員としての気持ちでこの通信を作っています。
A4サイズの裏表のささやかなものですが、ブログでは書かないような話も盛り込んでいきたいといきたいと思います。
まずは世界創作人形展の準備が遅れ気味なのですが、ホットな動きが出つつあり!そのあたりのリポートを、紙面でしか読めない話として書いているところです。まだまだ、「紙」は熱い!という例を目指したいと思ってます。
まだまだ「紙」ができることはあるはずです。

お申し込みは、下記(1月2日の書き込み)をご参照頂くか、チーム・コヤーラのウェブサイトをご覧ください。

2010年1月27日水曜日

コヤーラ通信(仮題)

コヤーラ・クラブの通信は3月に第1号を発行いたします。
ただいま、続々と入会のお申し込みを受け付けております。
下記に該当する方は、お気軽にご連絡ください。
tel 042-395-7547
fax 042-395-7975

DM同封サービスご希望の方(3〜6月初旬展示予定のもの)
部数や料金などお知らせいたします。

作品紙面講評ご希望の方
第1回〆切 2010年2月10日(水)必着
以下を下記まで、メールか郵送してください。(誌面の都合上
全応募作品を掲載できないこともあることを予めご了承ください。応募作品はウェブ上で
公開されることもあります。 *講評掲載は紙面のみ。応募書類は返却いたしません。)
写真2〜3点(全体・アップ・裸形)サイズ:ハガキ大。会員番号、作家名、タイトル、
素材、サイズ、他簡単なコメント。    

DMや講評希望作品の送り先:
(DMは必ず事前にご連絡の上、お送りください。)

チーム・コヤーラ
189-0003 東京都東村山市久米川町3-27-57
HAZEKI office内
tel 042-395-7547 fax 042-395-7975
URL http://www.ab.auone-net.jp/~koyaala/
email team_koyaala@yahoo.jp

2010年1月24日日曜日

レンピッカ展図録編集、終盤戦

1月7日にお尋ねした件、解決いたしました。
今後、このようなことがないよう、コヤーラ・クラブへの入会受付は郵便振替orゆうちょ銀行の口座へのお振り込みで一本化していく予定ですので、よろしくお願いいたします。



しばらくブログにも何も書き込めなかったほど、年末からここにかけて、「レンピッカ展」の図録編集業務に追われていました。正月もなく連日徹夜でした。その作業もようやく、トンネルの先が見えてきた感じがします。
日本語の資料があまりない画家であるだけに、今度の図録は日本でレンピッカを知るための決定的な資料にしようという意気込みが、主催者にはあります。私は編集作業を通して、この作家の絵や生涯とはじめて向き合うことになりましたが、人形や人物イラスト、すなわちアイコンの表現を求める人々にアピールする内容だと思いました。
美術の知識や絵画技術、育ちの良さをバックボーンに、美しく自己演出しながら上流社会で得た人脈で、富と名誉と安定を自分の力で獲得したレンピッカ。ともすれば、そのキャラクターや浮き名ばかりに注意が向けられますが、作品自体は非常にクール。マドンナやジャック・ニコルソンの心を捉えたレンピッカの絵の魅力は、あの「目」につきるのではないかという気持ちがしています。レンピッカの伝説の核にあるものは、あの「目」の表現だったのではないかと、私は見ています。
彼女が人生の後半で人物画から離れて挑戦した抽象画が、ほとんど注目されなかったというのも、そこに理由があるのではないかと思います。(彼女の抽象画も、なかなかいいと思うのですが、確かに彼女の肖像作品に値するインパクトには欠けます。)
そうやってみると、人形好きの人たちが、人形の目にこだわること、天野可淡はじめ、人気のある人形作家の「目」とも共通点がみられないでしょうか?
それは、他のサブカルチャーの表現や人気の分析にもつながる話になっていくのでは、、、と思いつつ、レンピッカ図録は仕上げの終盤戦に入っております。

2010年1月7日木曜日

お尋ねします

コヤーラ・クラブのお申し込みのために12月28日にご送金をされた方で、連絡先のわからない方がいらっしゃいます。
もし心当たりのある方がいらしたら、下記までご一報ください。
tel 042-395-7547 fax 042-395-7975
email hazeki*nonc.jp *を@にしてください。

1月から下記に述べたお申し込み方法に切り替え中です。
よろしくお願いいたします。

2010年1月2日土曜日

コヤーラ・クラブ申し込み方法変更

新年あけましておめでとうございます。
旧年中お世話になりました方々、また活動を見守ってくださった方々に心からお礼を申し上げます。
2010年が皆様にとって幸多き年になりますよう、お祈り申し上げます。

ところで、チーム・コヤーラの入会方法を、本年1月1日をもって変更いたします。
今までの方法は暫定的なものでしたが、チーム・コヤーラの口座を設けましたので、これからはそちらで会費と申し込みをお受け付けいたします。
HAZEKI officeはチーム・コヤーラの事務局業務を担当していています。
チームとともに成長をしながら活動をしていく所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ご入会に関する案内は以下の通りです。

年会費 2000円
年4回(3・6・9・12月)のチーム・コヤーラのニュースレターとDM便が届きます。
ニュースレターには、展覧会リポートや、会員の方の作品の紙面発表&講評のコーナーを設ける予定です。(A4モノクロ1頁を予定)
会員の方がDMを発送したい場合は、一律3000円でニュースレターにDMを同封いたします。(非会員は別料金)

お申し込み方法
(2010年1月1日より、それ以前の方法から変更いたします。)

1 年会費2000円を以下の方法でご送金ください。

[郵便振替の方]※通信欄に「コヤーラ入会」とお書きください。
送金先
口座番号 00140-7-358370
口座名 チーム・コヤーラ
[銀行送金の方]※送金後メールかファックス、郵便にて「お名前」「ご住所」「連絡先電話番号」「emailアドレス(あれば)」をお送りください。
送金先
ゆうちょ銀行 〇一九(ゼロイチキュウ)支店 
当座預金 0358370 
口座名 チーム・コヤーラ


2 ご入金が確認できたらチーム・コヤーラよりハガキで受領証と会員証を兼ねたお知らせをお送りし、お申し込み時に発行されている最新号から発送を始めます。更新時には、有効期限内の最後の号を発行するときに、更新のお知らせを同封いたします。

発行予定

2010年3月にDMクラブ会員向けのニュースレター第1号をお送りします。以降、6月、9月、12月の発行を予定しています。
発行は発行月の前月25日頃、ヤマトメール便での発送を予定しています。

DM同封希望の方

発行月から3ヶ月の間に展覧会を予定されている方は、事前に枚数などお問い合わせの上お申し込みください。
DMの受取は発行月の前月15日が締切となります。
第1号(2010年3月〜6月初旬の展示予定の方)に限り、発行枚数は2010年1月下旬まで確定しませんので、その頃にお問い合わせください。

*以前の方法で既にお申し込みされた方については、随時受領証をお送りしておりますので、しばらくお待ちくださいませ。

以上です。
チーム・コヤーラに関するメールでのお問い合わせは、下記までお願いいたします。
team_koyaala@yahoo.co.jp

これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。