2013年4月16日火曜日

FANTANIMA! in KANSAI スタート

FANTANIMA!は東京の丸善丸の内本店ギャラリーでの展示を終え、15日より関西3ギャラリーでの展示が始まりました。
14日、15日と搬入・初日で各ギャラリーに伺いました。
京都の昔人形青山K1、大阪市中崎町の書肆・珈琲舎アラビク、乙女屋サロンと、それぞれに創作人形を通しておつきあいの始まったお店ですが、三店とも方向性がはっきりしていて、展示作品がそれぞれの個性的な空間で頼んで頂けるようにできました。
初日には各会場にウラル創作人形協会会長のエレナ・リシナさんも挨拶に回りました。
動物に限った創作ものはまだ、挑戦的な部分が多いのですが、京都の青山さん、アラビクの森内さん、乙女屋さんともにこの冒険に積極的にご協力頂き、本当に心強くありがたく思います。

今回の企画を通して、日本の創作人形の黎明期に障壁扱いされていた「布でつくっているから」「玩具だから」という意識による差別について、思いが何度も至りました。
でも、動物ものに取り組んでいる作家の方は「布だから」「玩具だから」という面白さを極めようとしているように思います。FANTANIMA!は、現代の創作人形を振り返る意味でいろいろなヒントを与えてくれています。
その内容はまた、折に触れ綴っていきたいと思います。
関西方面の方は、ぜひFANTANIMA!会場に足をお運び下さい。
また、アラビクにはDOLL FORUM JAPANのバックナンバーがたくさんあります。自分でいうのもなんですが、今読み返しても面白いし、今、あの仕事ができるかと言ったらできないと思います。会場に行かれた方は、こちらもご覧になってみてください。

 写真:アレナ・ジレンキナの3月ウサギ(書肆・珈琲舎アラビクにて)
詳細はhttp://www.nonc.jp/fantanima/