2009年7月17日金曜日

Dubai Doll Art Exhibiition 2

会場では毎日、多くの人が訪れ、熱心に人形を鑑賞してくださってます。

アートにアプローチする様々な素材の人形表現、また、日本の文化と、どれもあまり見慣れないものなのでしょう。多国籍のドバイ、男性は白、女性は黒の民族衣装に身を固めた先住民の方も、各国から移住してきた方も、年齢層、男女を問わず、大変熱心に鑑賞していただく姿には、正直いってこちらのほうが驚かされるほどです。

ここで以前書きましたが、ここは偶像崇拝を禁じる回教の国。関心をどれほど持っていただけるか半信半疑でしたが、会場に足を止める方はどの方もとてもうれしそうで、「いいものを見せてくれてありがとう」と声をかけてくださる方も少なくありません。

こちらではお土産屋さん

などを巡っても、まだ手仕事をする職人の活躍の場が多いのでしょう、工芸やデザインのレベルが大変高いと思いました。それだけに、人々の鑑賞眼や価格への評価は厳しいと思います。その目にさらされるかと思うと、私も緊張します。人形も工芸的な側面からみられるのか、技術や素材に関する質問を数多く寄せられます。人形作家にはメッセージや内容に価値を依存しがちな傾向がありますが、両方あいまって本当に価値のある作品として評価されるのでしょう。展示されている人形に、思わず心のなかで「がんばれ」といいたくなります。


Lots of people visit and enjoy our exhibition every day. It seems quite a new experience for local people to see such expression in dolls with varied materials to approach art.

I am surprised to see all kinds of people, such as men or women, old or young,  native people in traditional costume or immigrants, stop by us and appreciates exhibition and demonstration with quite an enthusiasm.


この展示台ではマーレネ・フェアヘルスト、河野滋子、Noe、山吉由利子、ヘニー•コフリーらオランダと日本人作家の作品がすばらしい調和を見せています。マーレネとヘニーは、国立近代美術館での人形展に出品した作品をここで展示していました。

In this table, Dutch and Japanese works match successfully, by Marlanine Verhelst, Shigeko Kohno, Noe,Yuriko Yamayoshi, and Hennie Koffrie. Marlaine and Hennie exhibited one of their works once exhibited at an doll art exhibition at  the National Museum of Modern Art Tokyo.