2011年5月26日木曜日

コヤーラ通信6号について

6月は、コヤーラ通信発行月です。
通常ですと、その月の1日に会員のお手元に届くように制作しておりますが、今回は震災からの復興をテーマに、取材・編集をしておりまして、6月第一週から二週の初めまでにはお手元にお届けできるような予定で進行しております。お待たせして申し訳ありませんが、ご了承頂ければ幸いです。
その取材のために、23日に宮城県の七ヶ宿という村にイフンケ(小松剛也)さんを訪ねました。通常では考えられない状況と作業が今も続くなか、お疲れの様子も見えますが日焼けして元気に暮らされてました。七ヶ宿は、水と緑が美しい豊かな山村でした。写真は、イフンケさんが今、住んでいる七ヶ宿のご自宅の前の田園風景です。夜は月や星が映り込み、それは美しいそうです。私たち日本人は、本当にこういう環境を大切にしなければ、と思います。









また、25日は福島の大竹京さんが、丸善丸の内本店で迎えた展覧会の初日。こちらの取材もさせて頂きました。お二人とも、人形制作があったからこそ、前向きに希望を失わずにいくことができたそうです。通信ではその他、仙台の山野辺郁さん、茨城の矢部藤子さんの状況もお知らせいたします。コヤーラ通信のお申し込みは、チーム・コヤーラのウェブサイトをご覧下さい。
宮城への取材の帰りには、そのまま東に進み、沿岸の様子を垣間見ました。福島県の相馬市の沿岸のほんの一部を見ただけですが、津波の猛威の爪痕を前に言葉を失います。
地震の被害だけでなく、何もかも飲み込んだ津波の被害、ひいては福島原発の放射能の被害と三重苦の形になってしまった東北や北関東の被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。私たちは、この惨禍のなかで人災となった分に対しては、正しく過去の過ちを検証し、ともに反省し、反目し合うのではなく、力をあわせて現在を修正し、過ちを繰り返さない未来を築かねばならないと思います。